夜の詩詰め合わせ5種
掲載日:2026/01/30
「夜の境目」
溶ける夕焼け
星の広がり
音は振動になって上空を包む
飛行船に乗って永遠にこの境目を進もう
時間は止まり
私は地球と1つになった
「雨の糸の意図」
濡れた葉がやわらかく
糸を紡ぐように
意味があるように
ゆっくり ゆれ
冷たい冬の
夜の空気を
そよぎ ふれ ゆれ
織り上げる
「夜空のシーツ」
夜空はネイビーのシルクのシーツ
雲と空がゆっくり混じり
その空気が皮膚にからまる
気持ちのいい冷たさに包まれ
人はゆっくり目を閉じている
「プレゼント」
一瞬光ったような気がした
朝焼けが近いクリスマスの夜
空はまだらな雲が広がり
毎日は特別なことしかない
と、いつも思えたら
それが人生で一番のプレゼントだって
みんなもう分かっている
忘れないようにメモしとこう
今日も今もその先もずっと
今というここが
いつも特別
「肌と肺に流れている夜」
ベランダに籐の椅子を出して
澄んだ紺色の空を見る
月と星はまばらにあり
1月の空気が肌と肺に流れている夜




