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持病日記  作者: 俺野兎
5/12

高尿酸血症(痛風)

俺は、尿酸値が高い。

そもそも、尿酸って何だ?

一言でいうと、窒素、特にアンモニアの代謝産物である。

前にも触れたが、俺は3年前まで30年以上高校で生物の教員をしていた。

そのことは、高校の生物では、結構詳しく勉強する。


俺たち哺乳類は、タンパク質の代謝などで生じる有害なアンモニアを、肝細胞でオルニチン回路と呼ばれる回路反応で、尿素に変える。

これに必要な物質は、アンモニアと二酸化炭素だけだ。

つまり、体内で発生する廃棄物を材料にして無害なものを作っているのである。

つくづく、人体ってすごいなって思わされる。

尿素は膀胱に運ばれ、尿として排出される。

尿素は、皮膚に塗るクリームなどに配合されているように毒性はない。

どうでもいことだが、尿素は植物への窒素肥料としてもとても安価に販売されている。

ホームセンターなどでも普通に販売されている。

これのいいところは、水に溶かして根に与えてもいいが、細胞膜への透過性がとても高いので、葉に水溶液を散布しても吸収されて効果を現すことにある。


では、尿酸についてはどうか。

尿酸について教えることは、鳥はアンモニアを水に溶けない尿酸に変えて排出することによって、失う水分を少なくするといったことくらいだ。

生徒に付け加えて話すのは、鳥の糞を見たら、緑や黒の鳥の糞に白い部分があるだろ、それが尿酸のかたまりだということくらいだ。


それで話は終わればいいのだが、なぜ俺たちは尿酸に悩まされないといけないのか?

俺たちの体で尿酸が作られる必要性はないのだが、何らかの理由で作られているのだろう。

俺は、そのことには興味がないので、興味を持たれた方は調べていただきたい。


で、その尿酸の血中濃度が高くなると、悪さをするのである。

それが、痛風である。

書いて字のごとく、風が当たるだけでも痛むらしい。

らしいと言うのは、俺はその痛風に掛かったことがないからそれがわからない。


痛風の症状は、突然の激しい関節の痛みだ。

なったことのある人に聞いたことがあるが、本当に無茶苦茶に痛いらしい。

足の親指の付け根が赤く腫れ上って熱くなって、夜中から明け方にかけて起こることが多くて、そうなったらもう寝ているどころじゃない。

ただただ、耐えるしかない。

痛みは数日でおさまるが、治療をしないと繰り返し発作が起こり、慢性化して関節の変形が起こることもあるらしいから、怖い。


20年程前に、大学病院の精神科に入院したときに、血液検査で尿酸値が高いと初めて言われた。

このままでは痛風を発症すると言われ、その原因を調べる検査を受けた。

そもそも、正常な人では1日に体内で作られる尿酸とほぼ同じ量が排泄されるので、体内の尿酸は常に一定量に保たれている。

ところが、尿酸が多く作られすぎたり、うまく排泄されなくなったりすると、血液中の尿酸の量が増えてしまうのである。

尿酸は、プリン体が分解されることでできるのだが、そのプリン体を多く含む食物やアルコールの過剰摂取が原因の一つになる。

具体的に、特にダメなのはレバー、白子、アジやイワシなどの魚介類、特に干物、そしてアルコール飲料で、特にビールはいけない。


俺の場合は、作られる量が多いとのことで、それを抑える薬を処方された。

痛風持ちなら誰でも知っている、あのザイロリックだ。

俺が今飲んでいるのはアプリノールというジェネリック薬だが。


俺は痛風になったことはないと言ったが、それはちょっと微妙なのだ。

実は、年に2,3回ほどだが、かかとが痛いことがある。

風が当たったら痛いというほどではないが、何かが当たったら痛い。

だが、2日ほどで忘れてしまうほど軽い。

痛風はかかとにも出るので、そうかもしれないが、痛風というにはあまりにもマイルドなので、本当に痛風なのかはわからない。


痛い目に合う前に、薬を飲み始めたことが功を奏しているのか。

どの病気もそうだが、いけないといわれたことはしない。

これにつきるな。

特に、食生活は。


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