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持病日記  作者: 俺野兎
12/12

退院しました

昨日は、経過観察が主だったようで、検査は2つしかなかった。


朝食を食べたら、最初に胸部レントゲン。

前日にCTスキャンのスタッフの一人だった美人の技師さんが撮ってくれた。

その後は、超音波。

またもや、前日の可愛らしい技師さんが検査してくれた。

検査が終わった後、もう一つ心電計を首から掛けることになり、吸盤も付けられ、二つの心電計を持つ男になった。

疑問に思ったので

「こっちも不整脈を調べるものなのですか?」

と聞いたら

「そうですが、でもこちらはリアルタイムで情報を送信するのではなく、記録をして、後から私たちが解析します。」

との返事。

なかなかのプロ意識を感じた。

だが、その後、行動記録メモという4つ折りの紙を渡され、薬を飲んだときとトイレにいったときと食事をしたときと就寝と起床の時間に、それぞれチェックを入れて、そのときの時間を記入するように言われた。

どうも説明がわかりにくく、何度か質問をして理解できた。

事務的なこととは言え会話が増えると、その人のことが少しはわかるもので、恥ずかしがりのちょっと天然かな?と思った。


その後は、昼食まで何もなかった。

ただ、朝に検温や血圧測定、その後も、薬を持って来てくれたり、いろいろと看護師さんが来るたびに、最後に

「傷口を見させてください」

と言う。

これは、パンツを降ろせと言う意味である。

2日間、1日に4,5回ほどさらすことになった。


午後から、主治医の先生から、手術でしたことや経過の説明を聞いた。

心房細動は止まって、わざと誘発させる試験をしても細動は出なかったとのこと。

ただ、術後1か月以内に再発しやすく、その場合は、基本的に様子を見る。

術後、3か月の時点で再発がなければ、手術は成功らしい。

その後、俺の心臓は肥大していて、普通の心臓の1.5から2倍の大きさだと言われた。

それによって何があるのかは、怖くて聞けなかった。

最後に、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあるので、今晩調べましょうとのことで終わった。


夕食後に看護師さんが来て、人差し指の先をセンサーで挟まれて固定され、それに繋がった小さな計測器も付けられ、鼻の穴に小さな突起が入るカチューシャのようなものを顔に付けられ、テープで止められた。

睡眠時を測定するはずが、こんなものを付けては俺は寝られない。

意外にデリケートなのだ。

2時間おきくらいに目が覚めて、トイレに行った。

ただ、トイレの後はすぐに眠れたのもあって、睡眠不足の感はなかった。


翌朝、つまり、今朝。

朝食前に、看護師さんが検温と血圧測定に来たのだが、不整脈が出ているとのこと。

首からさげた2つの心電計の1つは、どうやらリアルタイムで情報を送信しているようだ。

先に電気ショックをして、その後に食事と言われた。


しばらく待って、看護師さんに連れられて処置室に入った。

そこは、前に手術した部屋ではなく、3つのベッドと機械が並んでいた。

まず、心電図をとり、看護師さんたちが準備をしていたら、別の医師が来た。

主治医の先生は、今日はいないと昨日聞いていた。

その先生から「せっかく手術を受けてもらったのにすみません」といった旨のことを言われて謝られた。

ただ、術後に手術の影響で出ることは珍しことではなく、止めてから経過を見なければいけないので、電気ショックをさせて欲しいとのこと。

「直流通電治療に関する説明同意書」に署名をし、電気ショックを受けることとなった。

前の手術ほどきつい麻酔ではないが、全身麻酔で眠っている間にするとのこと。

「眠くなりますよ。」

と先生が言った後、数秒間そうでもないなと思ったのだが、その後のことは覚えていない。


目が覚めたら、一瞬、ここはどこ?私は誰?と思ったが、すぐに思い出せたし、確かに前の手術の後のような猛烈な眠さはない。

しばらく寝ていてくださいと言われ、30分ほどうとうとしていただろうか。

その後は、歩いて病室に帰った。


帰ると、朝食が置かれており、最後の病院食を味わった。

この後、事務の人が会計の書類を持って来てくれたら、支払っていつ帰ってもいいととのこと。

俺は、市民税の非課税者なので、実際にいくら掛かっても、高額医療制度で支払う額は35,400円だ。

納税者に申し訳ないが。

それに食事代をプラスした額を払って帰った。


この3泊4日は、いろいろな体験をした。

眼以外の手術。

初めての全身麻酔をおまけ付きで2回。

バリカンでの陰毛の剃毛。


もう、お腹いっぱいだ。

心房細動が再発しないことを祈るだけだ。




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