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持病日記  作者: 俺野兎
10/12

ただ今入院中

昨日の朝から入院している。

例の心房細動の手術だ。

手術は、今日の午後からだ。

昨日は、たくさん検査を受けた。


まずは、病院に着いて車から電話をすると、看護師さんが来て、PCR検査用に唾液を採取された。

その後、病院に入って病室に案内された。 

病室は4人部屋だが、別途に部屋代が掛からないので、俺にはちょうどいい。

着替えたらナースコールで呼んでくれとのことで、Tシャツと短パンに着替えた。


看護師さんを呼び、この4日間のスケジュールなどの説明を聞き、「それでは、毛剃りをします」と普通に言われた。

予め聞いていたが、この手術は、脚の付け根からカテーテルを入れるので、へそから膝までの毛を全て剃るのである。

現在の病院だから、少しは配慮があるかなと淡い期待をしていたが、期待はみごとに裏切られ、ベッドの上で、下半身丸出しで陰毛をバリカンで剃られた。

普通の人は、その後に太ももの毛を剃られるのだが、俺にはその必要がない。

実は、俺は、父親の遺伝で、脚に全く毛がないのである。

まるでエステで処理してもらった人のように、すねもツルツルである。

看護師さんにも、脚はいいですと言われた。


その後は、首から小さな心電計を掛け、胸に3つの吸盤を付けられた。

そして、採血を。

採血の際に太めのプラスチックの針を刺された。

それの繋がったチューブの先はアタッチメントになっていて、採血の後は点滴が繋がれた。


しばらく休んでいると、先に検査が入ったと言われ、相棒になった点滴君と一緒に移動。


たくさんの検査をした。

まずは、胸部レントゲン。

お次はCTスキャン。

CTスキャナーなどというものに初めて入った。

途中で、造影剤をアタッチメントから入れられた。

体が熱くなるが異常ではないと言われたが、本当に大丈夫かと思うくらいに、上半身が指まで熱くなった。

その後は、心電図。

最後に超音波検査。


どうでもいいことというよりも不謹慎なことを言っているのはわかっているのだが、この病院の看護師さんや女性の技師さんたちには、異常に美人が多い。

顔採用をしているのか?と思ってしまうくらいに。

CTの人は、美人で背も高くてスタイルが抜群だった。

最後を飾った超音波の人は、控え目な感じのとても可愛らしい人だった。

ただ、声が少し小さくて、聞き取りにくいことがあったが、それも御愛嬌だ。


ただ横になって検査を受けただけだったが、疲れた。

この後も検査があって、その関係で、昼食は絶食になっているので、かなりお腹がすいているが、がまんするしかない。


まとまった時間が取れそうなので、勉強をすることにした。


実は、先日、ある学習塾の講師の採用試験を受けたら、なんと採用してもらえた。

勤務する前どころか顔合わせもしないうちに、こんなことになってしまって迷惑を掛けてしまったのだが、教室の責任者から、体のことが第一だから、そっちを最優先してくれとの温かいお言葉をいただいた。


俺は、数学が好きなので、数学を中心に教えることができるばと思っている。

試験には合格したが、まだまだなので、ネットで数学の問題と解説が載っているサイトで、勉強している。

入院中も、時間があれば勉強するつもりだ。 

 

だいぶはかどったら、担当の先生が来られ、別室で、今回の手術の説明を受けた。

手術の名前は「カテーテル心筋熱灼術」。

名前の通り、心房の心筋の異常に震えている箇所を何箇所もカテーテルでやけどをさせて、つぶして震えを止める手術である。

カテーテルは、首からと両足の付け根から入れられる。

これは、薬物治療や電気ショックと違って、完全な治療に近い状態の維持が期待できる。

ただ、カテーテルという人工物を入れるので、さまざまな合併症を発症する可能性がある。

心臓はもちろん、カテーテルが通る血管、左心房の裏側にある食道、それに続く胃、肺、腎臓などにも。

また、放射線ひばくの影響が現れることもあるということや、カテーテルが抜けなくなったときや、その他不測の事態が生じた場合は、外科手術もありうる、といった説明を受けた。

最悪の場合は、重篤な合併症による死亡だが、これは大変まれで、0.1%とのことで、非常に低い。

3枚の書類に署名した。


その後は、心房内の血栓を調べる検査を受けた。

胃カメラのようなものを飲み込み、食道側から心房を検査すると、心房の中がきれいに見えるらしい。

のどの奥を麻酔する薬でうがいをして、マウスピースをくわえさせられて、カメラを飲んだ。

大変なように聞いていたが、あっけなく終わった。


昨日はそれが最後で、病室に戻ると、ほどなく夕食が運ばれてきた。

鶏肉のソテーと大根などの煮物が中心のいかにもといった感じの病院食だったが、美味しくいただいた。

その後も、しばらく勉強して、9時に消灯になった。


そして今日だか、手術の関係で朝食は、半量。

その後、検査。

手術でカテーテルを入れるための血管を調べる検査だ。

ということは、またパンツを脱ぐことになる。

検査室に入ると、またもや、可愛い技師さんだ。

いくら病院とはいえ、嫁以外の女性の前で下半身を出したことなどないのに、2日連続で別の女性の目にさらされるとは。


現在、手術待ちで、看護師さんからの声が掛かるのを待っている状態である。

俺の前に、2人が手術するらしく、その人たちの手術がどうなるかわからないで、俺の番が何時頃になるかは、はっきりしないとのこと。

早くて午後1時ごろ、場合によっては3時ごろになるかも知れないので、ゆっくりしておいてくださいと言われた。

今日も、昼食は食べられない。

水分も12時まで。


では、しばらく勉強でもしようか。

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