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言葉の魔法

作者: 鈴夜 音猫


―ごめん、じゃない言葉をください




遅れてくると、いつも息を切らしてるあなた。


「ごめん、待たせて」


ぜいぜいと荒い息を繰り返しながら、ネクタイを弛める仕草にドキッとするの。


でもそんなこと言ってやらない。


「うわっ、手冷た…どっか入ってればいいのに…」


春先とはいえまだ夜は冷えるから、私の手は冷たくて。


それに気付いたあなたはすぐに息を吹き掛けて温めてくれる。


「ホントごめ…」


言いかけたあなたの唇に人差し指を押し当てて。

ニッコリ笑うと、あなたは気付いたようで目を細めた。


「待っててくれてありがとう」


そう言って微笑むあなたが私は何より好きなの。


だから"ごめん"よりも"ありがとう"をください。




【End】


ここまで読んでいただき、ありがとうございます(*^^*)


今回のテーマは"ありがとう"でした。


ごめん、と謝られて悪い気はしませんが、何だか次がやりにくい気がして…

作者の意見としては「待っててくれてありがとう」と言った方がお互い気持ち良いかと思います。


笑顔で帰ろう!みたいな


謝るのも大事ですが、ずっと謝ってると信憑性なくなりますよね。

まぁ、感謝の言葉も同じですが。


どちらもバランスよくほどほどに。ですね



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― 新着の感想 ―
[良い点] 短い文ながらとても率直に想いの伝わる作品でした 大きく意識もしないような日常の中の、それでいてとても温かいワンシーンを思い浮かべます ありがとうございました
[一言] いいですね、このカップル。 ごめんって謝るのも大切だけれど、やっぱり待っててくれた人へのありがとうも大切だと思える作品でした。
2010/05/13 16:47 退会済み
管理
[一言] ほほえましいカップルですね。 場面がスムーズに頭の中に入ってくるのが、とても良いと思いました。 次回もがんばってください。
2010/05/13 11:56 退会済み
管理
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