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『月が綺麗ですね』について

作者: burger

この文句は、好意を相手に伝えるオシャレな言い回し、と思われているのだと思う。


僕は、その結びつけは、腑に落ちない。


これを言う人が、相手に好意を持っていると考えなければならない理由がない。



月が綺麗に見えるための条件が、好きな人といっしょにいる事であるならば。


(好きな人と二人きりの時は、真っ白く輝く鏡のような月。それ以外の時は、くたくたのスポンジみたいな月、みたいな具合だろうか。)


そうならば。そしてそれを皆が知っているならば。二人でいるときに、月が綺麗に見えると伝えられた人が「あ。この人、私(僕)のことがすきなんだ…」と思ったとしても、おかしい事でないと思う。


し、伝える側も自分の好意を伝えるために言ったのかも知れないと思える。


だが、そんな前提は全く無いのである。



僕は、この結びつけが流行ってから、月が綺麗という事を人に言えなくなった。


好意を相手に伝えていると誤解されることを恐れるから。


キザな言い回しをする人になりたくない思いもある。

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― 新着の感想 ―
[一言] まあ、仮にこのセリフで相手への好意を伝えようと思っても、その方が「夏目漱石」知らなかったら「ああ、綺麗だね」で終わってしまうんですよね……。
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