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信じて欲しい
前回の分を読み直しててふと思ったこと……
神なるものは 本当に 存在するのか?
私は いると感じる
私のそばに いたことがある
私は 過去に 脱水症状による 痙攣を引き起こし 死の淵をみた
「短い人生だったな。」
走馬灯がちらつき 瞼が重くなった
そんな時 小さな光が 私の名前を呼んだ
その光を 私は 神さまだと そう思った
その光に 私は 生きたいと そう願った
目の前には 真っ白な天井 真っ白なカーテン
目線を 下に すると パイプ椅子に 手を組んで 藁にもすがるような 思いを抱えていそうな 母が そこに座っている
そうだ! ついさっき 聞こえた あの声 あの光 それはまさしく 母の声
あぁ 灯台は これほど偉大なる 女神様をも 照らし出すことは 不可能なのか
誠に 嘆かわしいものだ
そう 誰の元にも 神なるものは 必ず存在する
それが どこに存在するのか
それは 人生最大の 窮地に陥った時 判明するのかもしれない