出会い
闇が消え たどり着いたのは もう1つの 世界なのでしょうか......元いた場所なのか.....見た景色が そこにはありました。
渚くんは 静かに ココロちゃんを 湖のほとりに
寝かせ ココロちゃんの おでこに そっと手を置き
呪文を 唱えました。
「☆+*$Ⅶ_◯☆&/〜*+」
ココロちゃんの目が ゆっくりと開き 渚くんの顔を じっと見つめる......。
「...渚くん...と 私って 小さい頃......一緒に遊んでた?」
渚くんは 大きくため息をつくと いきなり
「お前はバカなのか?」
と、呆れながら 強い口調で 話始めた。
「ここが 何処だか分かるか?」
ココロちゃんは 大きく頷き
「いつも遊んでた 湖だよ」
渚くんは また深いため息をはき
「ここは 確かにお前が 遊んでた 湖だ......だけど それは お前じゃない! ここで 俺と一緒に遊んでたのは......」
ココロちゃんの 頭の中で はてなマークが 浮かぶ
(渚くんは さっきから何を わけの分からない事を言ってるんだろう?)
「今いる場所は いつもいる場所であって そうじゃない!説明が面倒だな 空間が違う ここは魔界の空間 お前は 人間界の空間にいる
こっちからは 人間界が見えるけど 人間界からはこっちは見えない......でも お前は見えてた......何故か 分からないけど......で、俺たちは 魔界から出て 人間界のお前と 一緒に遊ぶようになって............」
あれは.........(回想)
湖のほとりに 小学生の時の ココロちゃんが 絵を書いていました。
同じく 魔界では 二人の男の子が 遊んでいます。
「なぁ!あれって人間の子かな?何してんのかな?」
「なぎ(渚)気になる?」
「うん!だって ここで遊んでる子 初めてだから...遊びたいな兄ちゃん」
「う〜ん」
渚くんの兄は 悩んでいました。すると
「ねぇねぇ 兄ちゃん あの子 こっち見てるよ!僕たちの事 見えるのかな?」
渚くんの兄は 驚きココロちゃんの方を 振り向くと ココロちゃんが 笑顔で手を 降っています。
兄は
「なぎ!行くぞ!」
渚くんの手を掴んで 空間を通り抜け ココロちゃんの所へ......
これが 渚くんとココロちゃんの 最初の出会いでした。
その日から 三人はとても 仲良く楽しい 日々を過ごし ココロちゃんが 湖に来ると 必ず一緒に遊ぶように なっていました。
しかし、日に日に ココロちゃんの 元気がなくなり あの日 湖のほとりで......