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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

わたし

作者: 古月 うい

「娘を虐待の末死亡させたとして35歳の男性が逮捕されました……」


そんなニュースは年に何度かある、聞きなれたものだ。


外は雪がずっと降っているし、風も強い。外に暖炉の薪を取りに行かなければならないけれど、外に出たくない。

仕方がないから今週のレポートでも仕上げておくか。



「もう昼か」


さっきのニュースは絶対にそんな長さでは完成しないとつっこむ料理番組になっていた。


仕方なく外に薪を取りに行く。

外に出ると寒さが顔をさしてきて痛い。


さっさと薪を回収して家に戻ると、誰かが倒れていた。


「……大丈夫ですか?」


華奢な少女だ。服装からしてここまで登ってきたわけでもなさそうだし、あたりに人はいない。

いくら声をかけても起きない。とりあえず吹雪の中放置するわけにもいかずかついで家の中に入れる。

体格の割にずいぶんと軽い。


薪を取りに再び出ると、外には私の足跡だけが残されていた。


彼女に毛布を掛けて暖炉からほっどよく離れた暖かいところに寝かせる。

暖炉にまきをくべて部屋を暖めつつ、昼ご飯を作る。


出来上がって食べていると、彼女が目を覚ました。


「起きた?こんななか、寒かったでしょう。お昼ご飯あるけれど、食べる?」


彼女はおびえつつもうなずいて、差し出したスープを食べてくれた。


「ありがとうございます」


彼女は驚くほどの速さでスープを飲み切った。


「おかわりは?」


それには首を振られた。


改めて正面から見ると異様に細いことを除けば十分にかわいらしい子だった。モデルのようなかわいさではなく、普通の町にいるかわいい子、ぐらいの自然なかわいさだ。


「じゃあ、改めて。私は(かなで)といいます。あなたのお名前は?」


彼女はきょとんと首を傾げた。


「わからない……」


なんだか、まずいことになったのかな。記憶喪失かと疑ってしまった。


「名前で呼ばれたことがないから……」


ずっと消え入りそうな声をしている。何か訳ありなのかな。まあ、そうではなかったらこんな山奥に一人ではいないか。


「ここへはどうやってきたの?」


「家はどこ?」


そのすべてに首を振られた。


「帰る場所はある?」


彼女は明らかに顔を青くして、あると答えた。


「帰りたい?」


彼女はくちびるをかんでうつむいた。


「そう、ならここでしばらく過ごす?私しかいないし、そもそもこの吹雪の中帰るのは自殺行為だもの。」


彼女ははっと顔を上げてうなずいた。


「名前がないのは困るから、何か考えてみて?」


彼女はしばらく悩んで、じっとこちらを見つめてきた。


「決まった?」


「あなたが決めて」


「私はあなた、という名前ではないわよ。そうね……香苗(かな)は?私と音が似ているし」


彼女は嬉しそうに顔をほころばせた。


そうして、私たちは一緒に住むことになった。



「ご飯だよ」


「ありがとうございます……」


あれから一週間たったが、香苗はいまだに敬語のままだ。まあ、私の世話になっている立場だから納得はできるがやはりさびしい。


「ねえ、この家には慣れた?」


こくりとうなずく。


「今度町に出るけど、一緒に行く?香菜の服を買いに行こうと思うの。」


香菜はしばらく考えてから、首を振った。


「ここにいてもいい…?」


「それはいいけど、服、困らない?私の趣味になってしまうけど。もし好き嫌いがあるのなら……」


「着れれば、なんでもいい」


名前を呼ばれたことがないなら、そんな意識でも不思議ではないのかもしれない。


それに、と比較的強い調子で続ける。


「好きとか、わからない。名前も、考えていることも、どうしてここにいるのかも、何もわからない」


「なら、香苗がここにいる間の目標は、”わたし”を見つけることだね」


結局、買い物へは一人で行くことになった。


服のついでに香菜のための食器なども買う。流石に足りないものがあるから、本格的に一緒に住むなら必要だ。


服はパジャマから防寒着、おしゃれ用など色々買った。ウエストサイズの下限と身長の関係で同じ服が着れるし、私用でもあるから奮発した。



「ただいま。」


香菜は出た時と同じ位置に同じ姿勢で待っていた。


「おかえり……ご飯できてるよ……」


香菜は結構しっかり料理ができる子だった。しかも美味しい。


それ以来、食事と洗濯関連は香菜が、掃除と家計は私が行うようになった。


貢献しているという自覚からか、香菜はだんだん寛いで過ごすようになった。



「働いてないけど、お金は大丈夫なの…?」


「親から相続した土地とか下宿とかがあるから、結構ね。この山も私の土地だし。


あと学生だからそんなに働けないよ」


学生という言葉に香菜はきょとんとした。


「これでも高校生なの。ここに住んでるから通学が厳しくて、通信制だけどね。」


「つうしんせい?」


香菜は何歳なのだろう。私、香菜のことはほとんど知らないな。


「学校に行かずに、レポートだけで卒業できる学校のこと。」


香菜はまだきょとんとしていた。そんなところもかわいい。




「雪が大分溶けてきたね。これなら、来週には完全に溶けるかな。」


「溶けたら、何かあるの?」


うーん、あんまり雪解け直後の山に入るのも危険だしな…


「しばらくしたら花が咲くかな。あそこ一帯が桜だから。香菜、咲いたらお花見しに行こうか」


「お弁当?」


「そうそう。香菜は何入れる?私はおにぎりと、ちくわの磯辺揚げ!」


「ちくわの磯辺揚げって何?」


そんな会話をして、桜が咲いたあと二人でお花見に出掛けた。


「遠い…」


「お弁当が美味しくなるでしょ?ほら、あと3分の二!」


ぜいぜい言いながら花の咲いている辺りに行った。


「綺麗だねぇ」


レジャーシートを広げてその上に並んで寝転がる。まっすぐ前を見つめると、町の川にはたくさんの桜が浮いている。


「食べよう」


香菜がおにぎりを渡してきたので起き上がってありがたく食べる。


他にも私が作ったちくわの磯辺揚げや、卵焼きなどが綺麗に並んでいる。


次はどれを食べようかと悩んでいると、香菜が口をむずむずさせているのに気がついた。


「どうしたの?」


「わからない…胸が苦しくて、あったかい。お花見なんて初めて。誰かとお弁当を食べるのも」


「それは嬉しいって言うのよ。学校の遠足とかでは食べなかったの?」


香菜は首を振った。


「お弁当を持って行くことがなかったから…どんなもので何を入れるかは、置いてあった本を読んで知った」


なるほどね。


「なら私が香菜の初めてだね。やったぁ」


「嬉しいの?」


「もちろん。」


香菜はやはりむず痒そうにした。




「あ、そうだ香菜、私来週学校に行かなきゃだから、お留守番お願いね」


「通信制は行かなくていいって言ってた」


「年に数日、行かないといけないの。」


香菜に不満そうな顔をされたが、行かなければならないのには変わりない。


「じゃあ、行ってくるね。ついでに買い物してくるけど、何を買ったらいい?」


香菜はとつとつと幾つか述べた。それに加えて、冷蔵庫の足りなそうなものも買おう。



私のいる高校は町からバスに乗って二十分かかる。


「あら、菊池さん。おはよう。」


「おはようございます。」


私はもともとこの高校の全日制に通っていた。けれど、両親と祖父母の死亡が重なり、処理に追われているうちに授業についていけなくなり、自主退学をした。


そのあと今の家ができてから一年の通信制に入り直したのだ。


万智先生は全日制の時の副担任で、今は私の担任だ。


「はい、これ今年の分。ついでに三年生覗いていく?お友達がいるだろうし」


「別にいいです。始業式だけ出席させていただきます」


今更あったところで憐れまれるだけだ。なら、会わない方がいいだろう。


「そう。待機場所は音楽室だから。」


万智先生にお礼を言って音楽室に向かい、今年の分のレポートを見る。


流石に二年になると内容のわからないところが増える。


一年の分は半分近くが二回目だったので何とかなったけれど、今年は大丈夫かな…


「あ、菊池さん。久しぶり。実験実習以来?」


「ですね。皐月さんも進級おめでとうございます。」


皐月さんは私より一つ年下。起立性を患い学校に行けなくなったため初めから通信にいると聞いた。


「今年は音楽と体育と実験の実習があるみたいよ。」


「増えましたね」


体育は一番苦手だ。山に住んでいて足腰は強いのだけれど、ボールと水とは相容れない。


「あ、行こう」


移動を始めた人たちにくっついて始業式に向かう。正直ただの式典で眠いけれど、これが終わったら自由解散だ。



「肉、鮮魚、調味料」


声に出して読み上げて買って帰る。結構重くなってしまった。


「ただいま。これ冷蔵庫にお願い」


「おかえり。わかった。」


さっさと制服を脱いで着替える。この服は全日の時に買ったものだ。あの頃は、お父さんもお母さんもいた。


「ご飯だよ…」


「はーい」


2人で食卓を囲む。それだけで安心する。


「これから、レポート?」


「んー、今日はやる気出ないからのんびり本でも読むかな」


流石にもらった当日に終わらせても意味ないし、終わらせられないし。


「そう。」


「どうかした?」


「別に、特段意味があるわけでは…」


香菜はそう言って食器を下げた。


「香菜はなにかやりたいことある?」


「わたし…?なにも。帰りたくないし、帰れないし」


んー、悩ましい。このままだと香菜は料理しかしない人になるのだよな…


本を読んだままふと時計を見るともう時間が経って3時前だった。


この本いいな。つづきって出ていたっけ。


「あ、お菓子作る?」


「お菓子って、作れるの?」


そこからか。私は頷いて、あるものでできるレシピを思い浮かべた。


「小麦粉 卵 牛乳 砂糖 重曹 バター。うん、十分。」


混ぜて焼くだけだ。香菜にやってもらって、私は隣から作り方を伝える。


「これでパンケーキ。あったかいうちに食べよう。バターとって」


ナイフは家にないのでフォークで食べる。やっぱり香菜は料理が上手だ。


「他にも色々お菓子はあるよ。確か本があったはずだから、作りたいものがあったら材料買ってくるよ」


香菜はしっかりと頷いた。




「暑い…」


流石に山の中とはいえ、夏は暑いものだ。


「仕方ないよ、夏だから」


香菜は外に出ないせいもあって溶けそうに見えてしまう。


「冷房つける?」


いろいろ考えたらつけない方がいいのだけれど、まあ今更か。


この暑さは殺人的。実際に毎年結構な数を殺しているし。


「この家、冷房はこの部屋にしかないからここから動けないよね。」


暖炉ならけっこう全体が温まるのだけれど。


「あの、やりたいことができた」


「え、なに?」


驚いて顔を上げると香菜は不安そうな顔をしていた。


「外に出たい。」


「それなら、この近くの神社でお祭りがあるから、一緒に行かない?」


香菜は頷いてくれた。冬とか春なら絶対にないことだったのに。


「祭りなら浴衣だよね。香菜は何でも似合いそう。色々あるから、好きなの着てね。」


勝手に計画を進めて、いざ当日。


私は白地に藍色の花。香菜は縦縞。


「こっち。」


山道浴衣は失敗だった。スニーカーで下に普段着を着て、裾を持ってむかうという品のないことをして、参道に出てから裾を戻した。


「何買う?お面?」


香苗をふりかえると、さっきまでにこにこしていたはずなのに遠くでうずくまっていた。


「香苗、大丈夫?」


「へいき……」


けれど顔は青白く、今にも透けてしまいそう……というか、本当に透けている。


「香苗、ひとって透けるんだね」


「え……」


香苗は手をひらひらさせたが透けたままだ。


「噓……」


香苗は青ざめていて、とても祭どころではなかったので一旦家に戻った。


「で、どういうこと?」


「えっと、私は世間一般でいう、幽霊。一度死んでいる。」


ーーーーーーーーーー香苗ーーーーーーーーーーーーーーーー

お母さんは知らない。おばあちゃんからたまに話を聞く程度で、ひたすらに悪い人だったのはわかる。


物心ついたときにはお父さんと、母親とその子供である朔太と暮らしていた。

私はいわゆる前妻の子供だった。


でも、母親はまだ情に厚い人だった。私を朔太の次ぐらいには大切にしてくれていた。


お父さんはなぜか、私を目の敵にしていた。

それが原因で母親とお父さんは離婚し、私はお父さんに引き取られた。


それからはひたすらにいじめられた。


「お前の母親のせいでこっちは大学を辞める羽目になったんだ!」と本を投げられた。


そんなこと私が生まれる前だし、今更私がどうにかできるものではない。


「ほら動いた。ほらほらほら動くな動くな!」


呼吸すら、身じろぎすらゆるされない。


ねえ、殴られた頬がいたい。背中の傷は一向に消えないの。


学校に行きたい、そしたらかいほうされるから。

学校には行きたくない、みんなが私を嫌って陰で笑うから。


ひどいときには食事も排泄も許されなかった。痛くて痛くて、でも逆らうことなんてできやしなくて。


よく、優しいけれど怒ると怖い人が虐待で逮捕されている。


お父さんはいつもいつも機嫌が悪くて、いい時なんてなかった。


旅行に行くから出るなと押し込められた箱は狭くて、とてもせまくて。


でも眠くて眠くて仕方がなくて、目を開けるとこの家の中で、奏がいた。


ーーーーーーーーー奏ーーーーーーーーーーーーーー

「そう、」


なんと声をかければよいかわからない。


その日は、さっさと眠ってしまった。


「奏、気にしている?」


「それなりにはね。目の前にいる実体を持った香苗が幽霊だなんて」


「幽霊にも実体があるのがはやり。足があるのが普通になってきているし。」


うーん、それはそれで幽霊と生きている人間の区別問題が発生しない?


「冗談。私はここにきてから、前よりむしろ幸せになった。それを奏が気にする必要はない」


その言葉に救われた。


だからそのあと、私は香苗が外に出るのを強制しなくなったし、ひとが来た時に隠れるのも止めなくなった。



「香苗、いつもその服着ているよね」


「……そう?」


香苗は一週間に2回はすくなくともこの服を着ている。

ひだになったワンピースで、ウエストのところでベルトをする。

デザインがかわいくて、私が着ようと思って買ったけれどいつの間にか香苗がずっと着ている。


「そういうのが好きなんだね。一つ見つけた」


香苗はくすぐったそうに笑った。


…でも、見つけられたのはお菓子好きとこれぐらいだった。



「薪わり自動化してほしい」


「我慢して。苦労してこそだよ。体も温まるでしょう?」


下の方の桜の葉が色づいてきたころ、こっちはもう冬だ。

だから、早め早めに冬支度。


道が半ば閉ざされるので、買い物にも行くことが面倒になる。帰るときに肉が腐る心配だけはないが。


「これだけあれば十分かな。」



冬を待たずに香苗は消える予定。


香苗がそう言ったのは、紅葉が色づき始めた頃だった。私にはその言葉の意味がわからなかった。幽霊だからいつか消える、そういうことなのだろうか。


「ねぇ、香苗。消えるってどういうこと?私、香苗がいなくなるのは嫌だよ」


香苗は手を握って、寂しそうに微笑んだ。


「ありがとう。私は奏と出会って、本当に幸せだった。でも、私はここにいちゃいけない。私の居場所は……」


香苗は言葉を濁し、遠くを見つめた。その表情は、どこか諦めているように見えた。


「嫌だ。香苗はここにいて。私には香苗が必要なの。」


お父さんもお母さんも、おばあちゃんも昨日までは元気だった。


お出かけしてくる、と嬉しそうに笑っていたおばあちゃん。

まさかその日のうちに先生に呼ばれるなんて、おもってもみなかった。


私は、大切な人が抗う間もなく消えていく悲しさを、誰よりわかっている。



運命は突然訪れた。


それは、いつものように二人で夕食を囲んでいた時だった。暖かい暖炉の前で、たわいもない話をしている。私は、この穏やかな時間がいつまでも続けばいいと心から願っていた。


その瞬間、香苗が手に持っていた箸が、カランと音を立てて床に落ちた。


「どうしたの、香苗?」


私が香苗に視線を向けると、香苗は驚いたように自分の手を見つめている。

香苗の手を見てはっとした。手が、消えかかっている。


香苗の指先が、まるで水に溶けるかのように、透明になっていく。


「……噓……」


香苗は震える声でつぶやいた。私は何が起きているのか理解できず、ただ茫然と香苗の様子を見ていた。


香苗の腕、そして体全体が、急速に透明になっていく。まるで、最初からそこにいなかったかのように。


「奏……ごめんね……」


香苗はそう言って、私に微笑んだ。その笑顔は、とても穏やかで、そして悲しみに満ちていた。


「香苗、」


何も言えない。香苗は、ただ光の粒となっていく。


光の粒は、雪のように静かに空へと消えていった。


私の手のひらに、一粒の光が残った。それは、香苗の涙だった。


私はその涙を、両手で大切に包み込んだ。そして、その場で泣き崩れた。


香苗は、私にたくさんの『初めて』をくれた。私に生きる喜びを教えてくれた。しかし、香苗は、私からたくさんのものを奪っていった。温かい家、楽しい時間、そして、香苗という存在そのものを。


私は、香苗と出会ってから、ずっと一人だった。これからも、ずっと一人で生きていかなければならない。


香苗という存在は、私の心に深く刻み込まれた傷となって、一生消えることはないだろう。


窓の外には、静かに雪が降り始めている。まるで、私の涙を覆い隠すかのように。



次の日、香苗が現れた日に流れていたニュースで逮捕された人の刑罰が確定した。


なんとなく気になって、調べてみた。

予感はあった。いろいろ。


その男性が虐待していたのは娘、麗奈。彼の前妻、麗奈の母親が強姦された結果身ごもった子だったが、麗奈の母親はそれを隠して結婚した。

結果、最終的には愛せずに虐待に至った。


麗奈の顔写真は、疑いようもなく香苗だった。


「あなたは、愛されたかったのね」


知りたいなんて嘘、いや、言い訳に過ぎない。私のもとに現れたのは、きっとそういうことだ。


ならば香苗を殺したのは、私だ。


本当にごめんなさいというべきは、私だった。なのに、見ないふりして目をそらして。


せめて、彼女を弔おう。


あの大ウソつきで不器用で愛に飢えたたった一人の私の友人を。


さようなら、香苗。

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