林間学校の準備をしよう パート1
3.林間学校の準備をしよう
「さて僕は、どこにいるでしょーか?」3・2・1
こっこでーす。ここここってわからんか。
僕は今、ショッピングモールに来ている。
ぼっちだから当然一人かと思いきや隣には、
近所のお姉さん 葛城 彩芽と来ていたのだ。
これは一時間くらい前にさかのぼる・・・。
明後日の林間学校に向けいろいろなものを買い出しに行こうとしていた。
あるとき、その地獄のチャイムが鳴った。
いやな感じがした俺はすぐさま、段ボールに!
と思うもののそんな物は無く普通に布団の中に隠れていた。
「あっくんいませんか?」
この妖艶な声、だがしかし俺には地獄への鎮魂曲・・・いやや、助けて・・・
「あー敦史ね!」
だが俺には最後の砦、母さんがいる。みんなだってそうだろ?
最後の砦が無かったら、あの遠藤 守さえも毎回10失点だ!
壁山が偉大すぎる。
まーそれは、おいといて俺は母さんにお願いしているんだ。
もし、彩芽さんが来たら「いないといっといてくれ」と
事前に予測し行動できる男こそ、
真の男なのだよ諸君 ゼハハハハハ!!
さー頼んだぞ母よ!
「あー敦史はいな・・・」
「お母様、こちらをどうぞ」
「まぁーいつも悪いわねぇー、敦史は部屋にいるわよ」
「それじゃあ、失礼いたします。」
「がんばってね」
「はい」
いやーやっぱり仲がいいなーそろそろ家族公認の仲になるんじゃね?って
「あっあいつ俺を売りやがったなー」
くっそ!物に簡単につられやがって
俺の壁山がワンパンされた。
後は俺だけかって・・・?
合わないといけないやんけ
「くっそがーーーーーー」
「ってどうしよう、どうしよう」
そうだ!窓から屋根を渡って外に出よう。
「なにがいるかなー、うんーそうだなー」
「お金だ!あとはー」
「わ・た・し?」
「そうそう、彩芽さんっと・・・?」
「あっくん♡」
「そうだなー、本買うかー」
「イチャイチャしない?」
「うん、それも必要だな・・・????」
いやいない俺は今隠れているんだぞ
そう簡単に俺の風神雷神ゴースト怪物が破られるはずないもんな!
あのビッグバンさえもゲームでは止めたのだぞ
それにしても背中が柔らかい物で包まれているなぁー
「ようやく決心してくれたのね♡」
「最初はお姉さんが全部してあげるから♡」
いや気のせいじゃなかった、この背中の柔らかさも彩芽さんのふくよかな胸だ。
・・・気持ちいいなー、このままずっとttttt・・・って
正気に戻れ敦史!!、勝手にバブ化すんな!!
とりあえず、まぁー交渉術の達人の僕が皆さんにこういうときの対処法を教えてあげますよ。
「あのー彩芽さん?」
「なぁに♡あっくん♡」
「とりあえず座って正面向いて話しませんか?」
どうだこの技、過度にどかすのではなく地道に距離をとっていくこの作戦、
千里の道も一歩からっていうだろ。
「だったら、あっくんが横になる向きを変えた方が、楽だし向かい合えない?」
「それもそうだな」
やっべ負けた、
大学生にこういうので勝つの普通に考えてないやん
俺の習得歴10秒の交渉術が・・・
こうなったら強行突破だ!
「彩芽さん、はい手を上げて」
「こう?」
そして俺は布団の中から飛び出し・・・
「捕まえた♡」
ですよね~
もうそれは体格差が違うもん、なんか足だけで捕らえられてるし。
てかおい!剥がれねーなこれ。
俺と彩芽さんとでは身長が顔一つ分もちがうのだから
俺の男の威厳ボロボロやん。そして俺は蛇ににらまれたように萎縮していた。
怖いたちゅけて。
そして正座かと思いきや、なぜか彩芽さんの膝の上に座っていた。
「あのー彩芽さん?ちょっと買い物しに行かないといけないので、今日のところは離していただいてよろしいでしょうか?」
「あーそっかもうすぐ林間学校だもんね」
「あっはい」
「私と一緒に買いにいこ♡」
「いや一人で・・・」
「は?」
「いや、お願いします」
時折ヤンキーになるの本当にやめて下さい
心の中で何回も連呼していた。
小説の書き方、教えて欲しいし今回著作権、大丈夫かな?
誤字脱字などがありましたら教えていただけると幸いです