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テーマ詩集:ふたつ名

天才肌

作者: 歌川 詩季

 熊といえば。


 ハチミツ派?

 サーモン派?

 あたりとはずれのある くじでもあたりを

 一発でひきあてる強運だけど

 まぐれはつづかないと言いつつ まぐれを

 ここぞで出すあたりが 実力だよね


 汗をいつかいてるかなら ほんと不思議で

 首にかけたタオルもまだ いい香り


 天才肌のしたにも 血と汗と涙が

 流れているからこそと知ってるから

 天才肌のうえでさ あぐらをかくような

 あなたじゃないことぐらいわかってるってば



 器用貧乏よりも 富豪で不器用

 そのくせちょっとかじりゃ できちゃうなんて

 センスの塊から彫られた くまさん

 あらまきじゃけをくわえ 四つ(あし)してる


 宿のみやげものコーナーで もしも買えたら

 おまんじゅうなんかより こっちを買う!


 天才肌はすべすべ あたしのは がさがさ

 ベロアとサンドペーパーの 粗いやつ

 天才肌にほおずり あたしに平手打ち

 見えない努力でさらに差がひらくってば

 アラスカっぽい。

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― 新着の感想 ―
[一言] 天才肌のひと、あこがれますね。 これまで私がリアルで出逢ってきた「あ、このひとすごい……!」って思う方、皆いいひとなんですよね。いいひとが故に天才なのか、天才が故にいいひとなのか……。 そし…
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