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〜もうそうせんき〜
──君達は妄想をした事があるだろうか。
例えば、そう、授業中にテロリストが侵入してきたり
或いは好きな人から告白されたり、前世の記憶が蘇ったり。
身に覚えがある?それとも無い?
どちらでも良いのだけれど。
人は想像力を持つ限り、妄想、空想、幻想からは逃げられない。
其処には夢や希望が詰まっているだろう。
誰にも理解されない物語が広がっているのだろう。
物語、そう物語。
此れから書き記すのは僕らの妄想の話。
笑って、泣いて、怒って、傷付いて
ハチャメチャだけどきっと誰しも持ってる妄想が紡ぐ物語。
どう始まるのかって?
慌てない、慌てない
でも、先読みは出来ると思う
そりゃあ、もう、簡単さ、
なんたって、物語は決まって。
"平穏な日常"が失われる事から始まるからさ。