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第四十一話 呪い

 ──周囲に途轍もない轟音が響き渡った。

 空気を震わせ、草木を散らす。

 その正体は、三人の合体技と、俺一人の《結界魔法》がぶつかり合った結果だ。


 「な、私達の超級必殺の技が、結界一枚で止められた、、、!?」

 「な、何してるんですか!?せっかく倒せる所だったのに!?」


 俺へと批判とも取れる声が叫ばれる。

 俺はそれに返答する。


 「、、、悪い、少し気になる事が出来た。」


 俺は邪竜に近付くと、声をかける。


 「お前、何だ?」


 俺の声に唸り声で返す邪竜。

 だが、先ほど聞こえた幼い声が俺の言葉に対しての返答を行う。


 《、、、なに、、、?》

 「ああ、何者だ?」


 俺の質問に間をおいて答える邪竜。


 《わた、しは、、プリス、、、。女神プリス、、、。》


 女神?

 邪神じゃないのか?

 俺は邪神の討伐と聞いたんだが、、、。


 確かに、こいつが虚偽を言っている可能性もある。

 だが、こいつの声に悪意は乗っていない。

 つまり、こいつは嘘を言っている訳ではない、、、が、いまいち容量のつかめない内容ではある。

 何故邪竜と呼ばれているのか?


 「じゃあ、何でこうやって人に危害を加えるんだ?」

 《、、、私は、呪いで、、、この姿に変えられた、、、の。》

 「呪い?」

 《は、い、、、ある日私の神殿にやってきた一人の男が、、、》

 「お前に呪いをかけた、と、、、まあ、大体は分かったが、、、そいつは何の目的でそんな事を?」

 《分から、ない、、、》


 ふむ、、、何の目的があるのか、俺達には分らないが、、、ともかく、こいつをどうにかするのが先決だな、、、。


 俺は、《叡智の神眼》で、??:??の部分を調べる。

 すると、状態:呪いと表示される。

 呪いを更に覗いてみれば、解呪法も出てくるが、これは多分無理そうだ、、、。


 「この呪い、聖魔法とか浄化魔法とかだと意味ないみたいだな。」

 《、、、え、、、?》


 この呪いを解呪する方法は、解離などを行う魔法やスキルだけらしい。

 要するに、呪い部分と本体はパーツが分かれているらしい。


 だが、俺もそんなスキルは持っていない、、、事も無いか、、、。

 ここ5日で手に入れたスキルは三つ。


 《錬金術(下)》《分解》《再構》だ。


 その中で解離を行えるのは、《分解》だろう。

 《分解》で出来なければ、直ぐに他の手段を考えて、呪いを解く事が先決だろう。

 俺は、三人へ顔を向ける。


 「これから此奴の呪いを解く!此奴の呪いが解けたらどうなるかは分からないが、とにかくどうなっても良い様に身構えておいてくれ!!」


 俺はそう声をかけると、その手をズイと前に出す。

 そして、《分解》のスキルを発動する。


 「さて、どうなるか、、、。」


 瞬間、黒電が走った。

 漆黒と純白が引き剥がされていく。

 完全に引き剥がされると、その場には、純白の閃光を放つ、小さな人影が残っていた。

 そして、漆黒は、何かにかき消されたように消えていく。


 「、、、成功か。」


 俺は、そこにいる少女を見て呟いた。


 「、、、私、、、は。」


 竜の物の様な角、羽を持ち、純白のワンピースを着た金髪の少女は、キョトンとした顔で此方を振り向いた。

 そして、その瞳に大粒の涙を溜めたのだった。

今日は少し短いです。

ロリはいい。

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