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第三十一話 初めての依頼

今回は時間がなくて少し短めで中途半端です。すみません。

 ──俺は、試験場から移動し、依頼の張り出されているという掲示板の前に来ていた。

 そこには、確かに途轍もない量の張り紙が貼ってあった。

 俺はどれを選べばいいのかわからず、掲示板の前で棒立ち状態だ。


 横から入ってきた人たちは次々に紙を剥がしていくが、俺は五分ほど眺めて、手も伸ばして、やっぱり引っ込めて、という繰り返しを既に五回はやっただろう。

 だと言うのに未だ依頼が決まらない。

 俺は眉間に皺を寄せて依頼の書かれた紙を睨みつける。

 だが、そんな事で依頼が勝手に決まる訳もない。


 「──あの、何か困ってますか?」


 俺が紙を睨んでいると、背中に声をかけられる。

 その方を見ると、昨日此処へ俺を連れてきてくれた少女が立っていた。

 少女は俺の眼を見ると、眉をハの字にして数歩下がる。

 俺がどうしたのかと思っていると、少女が俺にこんな事を言ってくる。


 「な、何か気に障る事言いましたか、、、?」

 「え、いえ、、、?」

 「その、顔が怖いんですけど、、、。」

 「え、ああ、すいません。」


 俺は眉間にできた皺を解いていつも通りの気の抜けたような顔に戻す。

 そうして、少女の質問に対する返答をする。


 「えっと、依頼ってどうやって決めるんでしょう。」

 「、、、へ?」


 俺の言葉に少女は腑抜けた声を漏らす。

 いきなり話題を変えたせいだろうか?

 俺は首を傾げる。

 すると、少女は「あ、すみません」と一言。

 そして声が漏れた理由を話してくれる。


 「えっと、そんな事で悩んでる人初めて見たので、、、。」

 「え、そうなんですか?」


 ま?

 俺の悩んでいた時間は一体、、、。


 「じゃあ、その、これから依頼を受けるんですけど、一緒にどうですか?そこに貼ってある奴なんですけど。」

 「?」


 俺は少女が指さす方に顔を向ける。

 そこには、『魔物討伐の依頼』と一番上に書かれた紙があった。

 俺はそれを剥がすと、少女に見せる。


 「これか?」

 「、、、え?い、いえ、その横の物を指していたつもりだったんですけど、、、。剥がしたやつはもう取り替えられないんですよね、、、。」


 俺の手に握られる依頼書を見てそう言う少女。

 少女の言葉を聞くに、これはお目当てではなかったが、取ったらこれ以外は受けれないからこれを受けるという事か、、、。

 俺は余計な事をしてしまったのでは、、、。

 まあ、とにかく依頼は決まったのだし、良しとしよう。


 「まあ、とりあえずこれからよろしく頼む。俺はミツリだ。」

 「え、あ、えっと私はトリセです。よろしくお願いします。」


 そう言いながら頭を下げてくる少女──トリセは、頭を上げると出発の声をかけてくる。


 「それじゃあ、行きましょうか。」


 俺はその声に頷くと、少女の背中を追う。

 受付などは通さなくてもいいのだろうか?


 「依頼って、受付とか通さなくてもいいのか?」

 「はい。受付を通すのは魔物の種類が指定されているときや、薬草採取なんかの依頼だったりだけなので。」

 「そうなのか。」


 じゃあ、魔物はどこで倒してくればいいのだろう?


 「じゃあ、今回の魔物はどこで倒すんだ?」

 「周辺の森林です。周辺の森には魔物が多く生息しているので、日々討伐依頼が出されていますね。」

 「数に制限とか指定ってあるのか?」

 「いえ、指定や制限は無いです。報酬は、魔物一体討伐に着き銀貨(セル)三枚。魔獣一体で金貨(ディット)一枚だったはずです。」


 そう説明してくれるトリセ。

 俺は頭の中にしっかりメモをして、トリセの後ろを歩く。

 そうすること約10分。

 周囲は草木が鬱蒼と茂る森の奥へと来ていた。

 俺は、周囲を眺めてトリセに質問をする。


 「ここら辺に出る魔物を倒せばいいんだよな?」

 「はい。」


 トリセの返事を聞くと、スキル、《魔力探知》を使用する。

 すると、近くに五匹ほどの魔物の魔力反応がある。

 俺はその方へと向かう事にした。

 そうすると、そこには俺が今まで戦っていた魔物のような姿ではなく、単純な狼型の生物がいた。


 ──《ピピ──スキル《叡智の神眼》発動》

 種族:猛獣

 名:ブラッド・ウルフ

 Lv:299

 MP:8097/9974

 HP:7778/7778

 身体速度:99087

 反射速度:100069

 魔法耐性:445

 物理体制:99

 スキル:《魔力牙》《魔力爪》


 ふむ、、、弱いし、魔物ですらないし、、、。

 俺は、こいつらが魔物じゃない事を知り引き下がろうとすると、後ろから来たトリセが口を開く。


 「そ、それは、ブラッド・ウルフじゃないですか!?早く逃げてください!その狼は強力な“魔物”ですよ!」

 「、、、は?」


 俺が間抜けな声を口からこぼした瞬間、背後からブラッド・ウルフが襲い掛かってくる気配がした。

 なので、俺は裏拳でそのブラッド・ウルフをぶん殴る。

 瞬間、盛大な破裂音が聞こえた。


 「、、、こいつらが魔物だって?」

 「はい、、、!って、、、え?」


 今度は、トリセが間抜けな声を漏らす番だった。

 今の光景に理解が追い付いていないようだ。

 そして、頭を抱えるとこう叫んだ。


 「、、、何それ!!?」

結構な深夜帯にトップギアで書いていたので瞼が重いです。

皆さんもあまり夜更かしはしないようにしましょう。

私は寝ますzzz。

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