第三話 進化の結果
連続投稿です。
魔物に異変が起こった。
紫色に発光し、魔物からの音が消えた。
その感じに、鳥肌が立ち、本能が危険信号を発する。
「な、何なんだ?」
俺はその光景に首を傾げる。
だが、次の瞬間、眼の前に絶望が表れた。
――《ピピ――スキル、《叡智の神眼》発動》
『ピピ――魔物:コリック・ワークのLvが、499→500に上がります。』
『ピピ――魔物:コリック・ワークのLvが、499→500に上がったため、魔物:コリック・ワークが、上位魔物、魔獣:コーリン・アークに進化します。』
瞬間、バギッボギッ、と音を上げながら眼の前の魔物が姿を変えていく。
紫色だった筈の光は闇色に変わり、約5メートル程だった体長は約10メートル程に変わる。
そして、元々ゴテゴテとしていた身体は、更にゴテゴテとした鎧に変わり、それは既に魔物ではなく、魔獣だった。
――《ピピ――スキル、《叡智の神眼》発動》
分類:魔獣
名:コーリン・アーク
Lv:1
MP:6000000/6000000‐
HP:6000000/6000000‐
身体速度:44000₋
反射速度:33000₋
魔法耐性:100‐
物理耐性:120‐
スキル:《強者の一撃》《ハンマー・ブロー》《起死回生》《覇王の威厳》《高速再生》《破壊の一撃》《物理攻撃強化》《魔力強化》《破壊の咆哮》《破滅の双眸》《蜃気楼》《ショットガン・ブロー》《マシンガン・ショット》《狂気の端影》《魔法破壊》《高速移動》《短縮転移》《筋力増加》《超越筋力》
固有スキル:《巨獣の鈴音》《死壊の破音》《恐怖の魔眼》《暴食之皇》《盾王の覇気》《浮遊》《魔法遮断》《呪詛の吐息》
称号:『暴虐の巨獣』『破壊の巨獣』『血縁殺し』『到達の巨獣』『高みの魔獣』
終わった、、、。
短い人生だった。
いや、てか不幸が過ぎるんだが?
いきなり異世界に飛ばされたと思ったらこんな奴に殺されるのか、、、。
なんか、そう思うとムカついてくるな。
お? なんか怒りに身を任せて此奴に勝てる気がするぞ?
「キェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!」
刹那、魔獣の姿が消え、右半身に途轍もない衝撃が走る。
肺の中の空気が一気に外へ出る。
「カハッ、、、!」
――ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドーン!!!!
幾本もの大木をへし折りながら俺は衝撃の進行方向へと飛ばされていく。
服はボロボロになり、あられもない姿になってしまった俺。
ただ、神は俺の見方だったようだ。
身体にはダメージなど一つもない。
俺はほぼ半裸状態の服で、地を踏みしめ、魔獣を睨み据える。
そして、直感で身体を下に沈める。
瞬間、魔獣の尾が頭上を過ぎていく。
それを好機と見た俺は魔獣に飛びつく。
すると、俺はさっき自分で放り投げた《神威の魔剣》を見つける。
刺さりっぱなしだったようだ。
俺はそれを引き抜く、、、事無く、それを一気に横に引く。
すると、横一文字の傷が出来上がる。
「キェエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!」
この魔獣も運が悪い。
剣が刺さっていたのは、首筋だった。
首にできた傷は10秒とあれば死に辿り着いてしまう重症。
即死じゃなければ治せると言えども、それを維持されれば敵うまい。
俺は傷口に足を置き、開いた状態を維持する。
すると、段々と魔獣の力が抜けていく。
どうだ?
やったか?
数秒の静寂の後、頭の中に無機質な声が響く。
――《ピピ――魔獣:コーリン・アークを討伐しました。経験値を大量に入手しました。》
――《ピピ――称号、《異世界人》の効果、成長速度の上昇により、経験値量が2倍になります。》
――《ピピ――Lvが上がります。救世主:闇山 光里のLvが100→598に上がりました。》
――《ピピ――称号、『異世界人』『孤独の超越者』の複合効果により、討伐対象の上位スキル3つを入手します。》
――《ピピ――スキル、《暴食之皇》《盾王の覇気》《起死回生》を入手しました。》
――《ピピ――スキル、《暴食之皇》により、討伐対象から上位スキルを3つ入手します。》
――《ピピ――スキル、《覇王の威厳》《高速再生》《短縮転移》を入手しました。》
――《ピピ――称号、『異世界人』スキル、《暴食之皇》の複合効果により、討伐対象の中位スキルを3つ入手します。》
――《ピピ――スキル、《蜃気楼》《高速移動》《魔法遮断》を入手しました。》
――《ピピ――称号、『異世界人』スキル、《暴食之皇》の複合効果により、討伐対象から追加経験値を入手します。》
――《ピピ――称号、《異世界人》の効果、成長速度の上昇により、経験値量が2倍になります。》
――《ピピ――追加経験値を得たことで、救世主:闇山 光里のLvが、598→726に上がりました。》
「うお!? なんかすげえレベルが上がったんだが!?」
俺は頭に流れた無機質な女性の声に驚愕する。
再度自分のステータスを確認してみる。
名:闇山 光里
種族:人間
職業:救世主
Lv:726‐
MP:90067548/90067548-
HP:108906789/108906789-
身体速度:307986‐
反射速度:498774‐
魔法耐性:――
物理耐性:――
スキル:《破壊の鉄槌》《栄光の聖光》《ステータス》《空間収納》《魔法攻撃無効》《隠蔽》《隠密》《物理攻撃無効》《叡智の神眼》《並列思考》《思考加速》《極限神越》《異世界の扉》《敵意感知》《存在感》《言語理解》《夜行視野》《起死回生》《高速再生》《短縮転移》《蜃気楼》《高速移動》《覇王の威厳》
固有スキル:《攻撃無効》《無限攻撃》《暴食之皇》《盾王の覇気》《魔法遮断》
称号:『異世界人』『救世主』『孤独の超越者』『時空を超えるもの』『世界を救うもの』『吸取る者』『強欲之皇』
うお!?
目がチカチカするなこれ、、、。
とは言え、討伐は出来たわけだし、良しとするか、、、。
俺は《神威の魔剣》をスキル《空間収納》に仕舞い込み、羅夢の元へ向かった。
其処で俺が見たのは――あられもない姿になった羅夢だった。




