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第一話 異世界の少女

初投稿です。ストーリー構成から文章力ともに拙いですが、温かい目で見てやってください。


 ――春休み中のある日の朝、俺こと闇山光里(やみやまみつり)は異世界につながる扉を見つけてしまった。

 それは、俺の部屋――にあるタンスの何も入っていなかった三段目だった。

 なぜ異世界につながると分かったかって?ふっ、、、俺は間抜けなことに、その中に入ってしまったのだ。

 なぜかって?足を滑らせたのさ。


 俺の目の前には一枚、地味に青みがかったクリアボードが浮いている。

 そこには白色の文字でこう書いてある。


 名:闇山光里

 種族:人間(ヒューマ)

 職業:救世主(セイバー)

 Lv:100‐

 MP:100000 /100000-

 HP:100000 /100000-

 身体速度:1000‐

 反射速度:1000‐

 魔法耐性:――

 物理耐性:――

 スキル:《破壊の鉄槌》《栄光の聖光》《ステータス》《空間収納》《魔法攻撃無効》《隠蔽》《隠密》《物理攻撃無効》《叡智の神眼》《並列思考》《思考加速》《極限神越》《異世界の扉》《敵意感知》《存在感》《言語理解》

 称号:『異世界人』『救世主』『孤独の超越者』『時空を超えるもの』『世界を救うもの』


 ――俺は大きく息を吸うと、一言、こう叫ぶ。


 「誰がボッチじゃああああああああああああああ!!!!!!!!!!」


 なんだよ『孤独の超越者』って、俺はボッチじゃねえし。

 一応?学校には話す友達だっているし?外で遊ぶことなんてないですけど、、、。

 、、、んな事はどうでもいいんだよ。

 俺は本来の体では有り得ないステータス値を見て職業に出ている救世主とやらが関係しているのだとすぐに悟る。


 俺の少し肉のついた体は動きづらいことこの上ないが、確かに、心なしか俺の体が軽く感じる。

 俺は少しあたりを見渡す。

 すると、大き目の木などはなく、ただただ広大な平原が広がっていた。

 俺は足を延ばして座ったままの体制で少しの間呆けたように周囲を見渡していた。


 すると、少し離れた場所にスラリとした人影を見つけた。

 その人影は何か、此方に物凄いスピードで迫ってくる。


 俺はただただ呆けていると、その人影がハッキリとして見えるようになってくる。

 その人影は日本の和服のようなものに身を包み、肩から胸あたりで切りそろえられた桃のグラデーションがかかった青髪を靡かせて腰に掛けた刀と背負った弓を抑えながら俺に迫って来る俺と同じ位かそこらの少女だった。


 すると、不意に肩にかけた弓から手を放し、俺のことを抱えて走り出す。


 え!?自分で言うのもなんだがあれだが、結構ぽちゃぽちゃとして持ち辛くて重たい俺を片手で抱えてここまでの速度を保てるなんて、なんて怪力だ、、、。


 すると、少女が声を発する。


 「どうしてこんなところに人間が、、、お前、名は何という」

 「え?ああ、えっと、闇山光里ですけど。」

 「そうか、では光里、こんなところで何をしていた。」

 「えっと、、、」


 馬鹿正直に「異世界からここに来ちゃいました、テヘッ☆」なんて言ったらヤバい奴だと思われそうだし。

 かと言って、何も言わないのはな、、、。


 「、、、な、何故か、目が覚めたらこんなところにいて、、、」

 「、、、ふうむ、、、奴隷商にでも攫われた挙句振り落とされた、というところか?よくあることだ。」


 よくあるの!?

 奴隷商って時点で物騒だけど、それ以前に売り物吹っ飛ばすなよ!


 「というか、あんたの名前は?」

 「私の名か?羅夢(らむ)だ。阿羅伐羅夢(あらきるらむ)


 ふむ、すごい名前だな。

 無理やり漢字にしたみたいな、、、。

 阿羅伐 羅夢と名乗った彼女は尚も俺を抱えたまま平原を走り抜けていく。

 そこで俺は、なぜこんなことをしているのかという疑問を言葉にして問うてみた。


 「今更だが、何で俺は担がれて運ばれているんだ?」

 「、、、お前は知らないのか?ここらは有名な【魔動平原】なんだぞ?」

 「魔動平原?」


 俺は聞きなれない言葉に疑問符を浮かべてしまう。

 よくわからないが、この感じからして此処はとても危険なのだろう。

 俺は担がれた状態で後ろを見やる。



 するとそこにはわらわらと群れを成す不思議な生き物の姿があった。

 数にして約数十体はいるだろう。

 俺はそれを見てぎょっとする。


 「、、、マジか、、、。」


 こんな華奢な少女が俺のことを担いだ時は驚いたが、これを見ればその力もうなずける。

 この子がこんなところにいたのも、自分の住む場所が近くにあるからだろうし、毎日こんなのと戦っていれば、要らん力もつくことだろう。


 「、、、俺、重くない?」

 「うむ、見た目に違わぬ軽さだな。」


 どゆこと?

 俺って、この世界では軽いのうち、、、というか、痩せてるの部類に入るの?

 俺はそんなことを考えていると、だんだんと森の中に入っていくことに気付く。

 少し薄暗くなった周囲に視線を巡らせていると、突如、視界が闇に包まれる。


 ――《ピピ――スキル、《夜行視野》を手に入れました。》


 頭の中で謎の声が響く。

 異世界って、本当にこういうのあるんだ、、、。

 そんなことを思っていると、だんだんと視界が晴れてくる。

 そしてその明るさは昼間の木陰と変わらないくらい明るいものになった。

 ここは石造りの小屋か何かだろうか?


 その状態で少女のほうを見ると、少しうるんだ眼で辺りをキョロキョロと見まわしていた。

 俺はその表情に変な性癖に目覚めそうになったので、直ぐに声をかけて気を紛らわす。


 「な、なあ、なんでこんなところ――」

 「ヒウ!?な、何!何かいるの!?」


 ええ? キャラ変わってない?


 「いや、俺、、、闇山 光里ですけど、、、」

 「、、、な、なんだ、お前か、、、。」


 いや逆に他に誰がいると?

 幽霊?てかそろそろ降ろしてくれない?

 俺は少し涙ぐんだ羅夢によからぬ感情を抱きかけて、直ぐに頭を振ってその思考を追いやる。


 「ところで、いつまでここにいるつもりなんだ?」


 俺は羅夢にそう問いかける。

 すると一瞬肩を震わせた後、羅夢はこう言ってくる。


 「ふむ、もうそろそろ良いだろう。」


 俺には何がいいのかがさっぱりだったが、とりあえず「ほう、、、」とだけ言っておく。

 なんとなく分かった振りをしておいて損は無いからな。

 羅夢はそっと扉を開けて外を見渡す。

 そして、俺の事をそっと下ろしてくれる。


 「ふう、所で、さっきのは何だったんだ?」


 俺は少し伸びた後、背後で辺りを見回している羅夢に聞いてみる。


 「、、、お前は余程平和なところで育ったようだな。あれは魔物と呼ばれる生き物だ」

 「え、あれが?」


 嘘、だろ?

 魔物って少し大きな狼とか、牛の頭を持った巨人とかじゃないの?

 さっきのって滅茶苦茶おどろおどろしかったけど?

 いや、言い伝えとかだと魔物っておどろおどろしい物だったっけ?

 まあいい。

 兎も角、ここが何処かって言う事を知りたいんだが、ここはどこだろう?

 さっき、【魔動平原】とかって言っていたが、人里とはどれくらい離れているのだろう?


 「ここから人里までってどれ位かかるんだ?」

 「ふむ、私たちの村までなら十と数えずにつくぞ?」

 「十分位ってことか? まあいい、じゃあ、案内してくれないか?」

 「ああ、もともとそのつもりだ。」


 ふむ、親切な娘でよかった。


 「さて、行くとしよ――な、危ない!」

 「ん?おあ!?」


 突如として羅夢が俺に頭突きをしてくる。

 いや、体当たりハグ?

 え?俺抱き着かれてる?まいったなー!って、え?俺、細くなってる?

 いや、それよりも、、、これって、、、まも――


 「ギョエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!」


 ――の?


 俺が後ろを向くと、そこには大きく鋭い嘴をもった四足獣が俺を睨み据えていた。

 ――《ピピ――スキル、《叡智の神眼》発動》

 種族:魔物

 名:コリック・ワーク

 Lv:499

拙い作品ですが、レベルを上げて行けるよう精進しますので、何卒よろしくお願いします。

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