新世界
暗い空間で白髪褐色の女性が話し出す
「お前は死んだんだ。これは確定で絶対に覆らない」
「…」
死んだ…のか?
まだ女性に支配される世界をプレイしてないのに…
まだ女性に踏まれたことがないのに…
未練が多く募り涙が出てくる
「グスッ…グスッ…」
それを見て同情してくれたのか、ハンカチを渡してくれる女性
「あ、いやハンカチじゃなくてお姉さんの生足で涙拭っていいですか?」
「死ね」
「もう死んでます」
ハンカチをもらい、涙を拭く
それを終えると、お姉さんは歩きながらもう一度話し出した
「お前には二つの道がある。元の世界のランダムな場所に記憶を持ったまま転生するか、それとも新しい世界に記憶を持ったまま転生するか」
「え、記憶引き継いでいいんですか?」
「ああ、そういう決まりだ」
そんなの人生無双できてしまうのでは?
「記憶を持って行こうと行くまいと、必ず過去の記憶は消える。たまに覚えている奴はいるが、幼少期の頃にどんどん忘れていく」
「ちょ!待ってくださいよ!」
「なんだ?」
俺は生唾を飲み込み、”もうひとつ“の世界の方について聞き出した
「そのもう一つの世界ってどういうことですか?」
「言葉の通りだ全く別次元の世界だ。まぁ詳しくはお前の天の川銀河から遥か遠い別の銀河の惑星だ。そこには魔法や魔力なんてものがあるが、行ってみればすぐわかる。結局こうしていることも忘れていくんだから聞いても無意味だぞ」
俺は女性の神秘の次に少し気になっていることがあった、それがこの宇宙のことだ。最後にこの宇宙について聞いてから転生しようと心に決めた
「あの、お姉さん…この宇宙について教えて欲しいです。どうせ忘れるのですからいいでしょう?」
「ああ、お前もそういうことは気になるのか、いいだろう」
拳を握り、地球の科学者たちが知り得なかった情報を一瞬だけ聞くことができる
ワクワクがすごかった
「この世界は神と呼ばれる女によって作られたただの水槽だ。何の価値もないし、意味もない」
へ?
「遊びだよそいつの、私は違うが、お前はそのお遊びで作られた命の一つだ。どうだ、これでスッキリしたか?」
なんとも酷い
まさかそんな事実だったなんて
落ち込む俺にお姉さんは背中を叩いた
「んな落ち込むな、意味があるかないかはお前自身が決めることだ。人生を楽しめよ?」
笑いながらお姉さんが空に浮く
「さぁ言え、お前はどちらの世界に行く?」
一瞬戸惑った元の世界があったが、おれは新しいドMの人生を送りたい!
「異世界へ、お願いします!」
俺がそういうとお姉さんがスカートをたくし上げて言った
「土産だ、ありがたく拝め♡」
スカートの中からはガーターベルトが付けられた黒いパンツが見えた
「おほー♡ありがとうございます!」
巨大な光に包まれた俺はあら新たな人生を歩み始める!!