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異世界のトイレはウォシュレットが無くて不便だから、ウンコしたいときは現実世界で用を足すのです。

作者:フィットネスゆうや
今から少し先の未来。人間が暮らす世界にはアンドロイドがいた。それ奴隷で、人間の手伝いをして暮らしていた。
湊という少年も、そんな世の中に住んでいる普通の学生だ。そんな彼には妹がいた。精神年齢が低く、ツイッタラーでメンヘラの椎菜という少女だ。
椎菜は生活の中で、日常的にアンドロイドを虐待して楽しんでいた。
ある日椎菜がいつも通りアンドロイドを虐め楽しんでいたら、突然アンドロイドが怒りだし、椎菜に反逆をした。腹部から異世界に通ずる穴を呼び出し、椎菜を吸い込んだのだ。椎菜がいないことに焦る湊は彼女を探すが、彼も同様に、遭遇してしまったアンドロイドに吸い込まれてしまう。

目を覚まし、彼が見たその世界は、VRMMO「ウォルナック」
しかしそそこは、NPCが意志を持ち、吸い込まれて辿り着いた人間を虐げて奴隷にしているディストピアだった。
そんな中湊は、早々に人間狩りに捕まり、奴隷として売り出されてしまうが、買い手が付き引き渡されそうになった瞬間、何者かが湊をさらってそのまま逃げだしたのだ。

湊が再び目を覚ますと、そこにいたのは椎菜だった。椎菜は人間オークションで出品されている湊を見つけ、助けたのだという。椎菜は、自分たちに何が起こったのかを知り、現実世界に戻るため、ネット上の友達を集め、「あの日に戻り隊」を組んでいた。

椎菜から話を聞く限り、NPCの王は、現実世界に囚われている「姫」をこの世界に戻すために人間を呼び寄せ続けているのだと言う。しかし連れてこられた人間は現実世界に戻ることができなかった。その結果王は、連れてきた人間を仕方がなく奴隷にしているのだという。
王は、いつか来る「両世界を渡り歩くことができる人間」を待っているらしい。

そんな話を椎菜から聞いた後、湊は寝て起きたら現実世界にいた。湊はその瞬間に自分が「両世界を渡り歩くことができる人間」だと気付いてしまった。湊は起きて、そのことを椎菜に仕える。椎菜は大喜びし、その力を私たちと一緒に使ってほしいと頼んだ。

湊は断った。何故なら、それは。
彼は極度の潔癖症だったからだ。1日に現実世界に行けるのは1回。その中で彼は絶対に異世界のトイレには無い、ウォシュレット付きのトイレに入りたいのだ。
ウンコが一番したいときに現実世界に戻りたい湊と、世界の真実を突き止めるために現実世界に戻ってほしい椎菜との戦いが始まる。
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