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ハンティング  作者: トライトン
5/6

5.家族

5.家族


家事、思いやり、貯金。順調に自分になかったものは手に入っている。

しかし彼女が切望したが手に入らず、絶望したものがあった。それは家族、詳しく言えば子供である。


結婚したときは何人子供が欲しいとか、性別はどっちがいいとかそんな幸せな会話を繰り広げていた。妻は子供をとても欲しがり、妊娠もしていないのに赤ちゃん服などを買ってきては楽しそうに引き出しにしまっていた。


しかし僕たちにはなかなか子供が出来なかった。あまりにも出来ないので病院で検査してみたところどうやら僕に問題があったらしい。

こうして子供を作ることは断念せざるを得なかった。治療法も探そうとしたが、妻が笑顔で

「もういいよ、大丈夫」と言ったので止めた。

今思えば、女性の楽しみである子供を育てるという権利を僕のせいで奪われた彼女は本当に辛かったと思う。しかしこのとき僕は、誰にも邪魔されず2人だけで過ごしていけるんだと少し嬉しかったのを覚えている。


それ以来妻は少し暗くなった。もしかしたらこれが、家出のトリガーになったのかもしれない。やはり子供が作れないと言うのは相当メンタルにきたらしい。


妻が出ていった後は、多くの病院を回った。しかし有効的な治療法はなく、あっても金額面で厳しいものだった。諦めかけてたそのとき僕はあることを思いついた。これで妻は帰ってきてくれる。そう思い少し前からコツコツ努力しているがなかなか実らない。もう少しの辛抱のはずだ。

次回、完結です。

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