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女子力ですよ、佐藤君。

昨日は日曜日。一応、高校生の私には今日が1番嫌いな日だ。なんでって?

学校が始まる日だからに決まっているだろう!!


「あーあ。宿題やってないし・・・。うん、もうムリだわ!あと、10分しかないしねー。さとちゃんに教えて(見せて)もらおー。」


さとちゃんとは、同じクラスの女の子である。可愛くて頭が良い、そして天然であるからモテモテな子なのだ。

ちなみに、本名は高橋 里美である。


「時間ないし、今日はパンで良いかな?」


最近は少しだらけてしまっているせいで体には悪い日常を送っているが、仕方ない。


「あの、 弁当作らないんですか?」


いきなり聞こえた声はお隣さん。

勝手に部屋に入ってくるのはどうにかしてほしい。プライバシーという言葉を知らないんでしょうか?この人は・・・。

あ、幽霊でしたね。彼。


「時間ないので諦めました。最近はいつもこうなんで」

「そうなんですか!?でしたら、これをぜひ!昨日、作りすぎちゃって!」


そう言って渡されたのはお弁当。

え・・・?女子力高いな、この幽霊。


「良ければですけど、これから毎日作りましょうか?お弁当。僕、結構暇なので」

「え、ぜひ!」

「はい!では、失礼します。いってらっしゃい!」


待って・・・なんなの、あの女子力高い系幽霊。やめてくれ、私の女子力のなさが強調されてしまう!

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