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月見の戦人  作者: 三疾修介
序章 特訓・特訓・特訓・訓練・訓練、時々試合
3/7

3 口喧嘩のちに

変なところないかな?

その後、すぐに野次馬と一緒に先生が来て、一時騒然となったが、私の説明により、本当に魔法暴走って言うことで話が付き、私は解放された。 


次の日の放課後ー


私は教室を出ると大急ぎで2年G組に向かった。ケイさんにお礼をするためにしかし


「死神の一族ぅ~?あの生徒は今、理事長室だよ。まったく何やらかしたんだろうね。」


っと返されてしまった。ここで少し死神の一族について補足。この世界で魔法使いは5つの位で分類されている。


無名・・・この世界が大半を占める人々、全く魔法が使えない


一魔・・・この世界の4分の1がこの一魔、何事も努力次第


牙 ・・・優秀な一魔がなれる位、魔法を自由に扱う事ができる。


王 ・・・王の一族と言われ、一子相伝である。同じ系統の牙の魔法の10倍の威力、広範囲に魔法を打てる。


神 ・・・神の一族と言われ、王と同じく一子相伝、同じ系統の王の魔法の10倍の威力広範囲に魔法が打てる。その一族しか使えない一律魔法を使える一族も極少数いる。


この国公立月見魔法学校のほとんどが牙の位で、王の一族はK組、神の一族はG組とされ、特別待遇になっている。


そして死神の一族はもちろん神の一族で、魔力を使い、デスサイズっと言う武器を具現化し戦う。魔法から時空間何でも一振りで殺す事のできる。一律魔法の総殺魔法が使える。


そして圭さんがいるという理事長室の前にいるのだが、


「バカ者~!何が、魔法暴走じゃ!この総殺魔法の無駄遣いめ!」


「うるっせい!ジジイが学校をちゃんと規律ただしてりゃ、こっちも、トマジューの場所にあんな事が起きなかったんだよ!」


「ジジイじゃあないわい。理事長じゃ!それに規律ばっかりただしてると、」


「ただしてると?」


「女子がかわいくなかろう。」


「・・・世界中のジジイごめんなさい。こんなのジジイの風上にも置けない人物と一緒にしてごめんなさい。エロバーコードに変えます。」


「バーコードじゃない~!」


「お、自分からバーコードのほうに失礼だと気付いたか。エロカス。」


「・・・なぜそんなに理事長であるわしを、罵る事ができるのじゃ~!」


帰ろうかな。今いろいろあるみたいだし、・・・うん、帰ろう。


「そこで何をしてるんですか?」


「ふえぇぇええ!由美先生でしたか、驚かせないでください。」


後ろを見てようやく驚きが収まる。そこにいたのは、抜群の美貌とスタイルで男子生徒に鼻血を負わせる保健の療養王 由美先生である。


「そんなに驚くとは思わなかったのよ。どうしたのかな?理事長に用があるんじゃないの?」


「いえ、圭さんに用があってここにいるって聞いて来たんですが。」


まだ、理事長と、圭さんの口喧嘩が続いてる。由美先生も気付いたようで


「なるほどね~。・・・ん?圭さんって死神の?」


「はい、ご存じ何ですか?」


「ご存じも何も、この学校の一番のトラブルメーカーかつ魔法の成績いつも一位独占で、少しの問題なら黙認される特別待遇中の特別待遇の死神 圭を先生が知っていないわけないじゃない。」


先生達の中でそんなふうに思われてるんだ!なんか凄すぎて呆れるよ。


「で、何でその圭君に用があるわけ?」


「それは、この前助けてくれたので。」


「へ~。圭君が、いつどこで?」


「昨日、・・・どこかで。」


やば、圭さんがあそこにいたのは黙っていないといけなかったんだ!


「どこかでって体育館裏で?」


バレてるし!どうしよう!


「誤魔化しても無駄だよ。魔力を見える先生達には何の魔力が残っているか分かるんだよ!」


・・・つまり私のせいじゃないんだ!よかった~。理事長にもバレているぽいし、ドキドキしてたんだよね。

それよりも口喧嘩がさらにヒートアップしてるけど大丈夫かな?


「とにかく部屋行くわよ!また理事長室壊されたら困るのよ!」


またって壊したことあるんだ!理事長も神の一族だったよね!圭さん化け物じゃない。

そんなこんなで、理事長室に入り魔法を準備していた二人を止めた。

ってマジで魔法を準備してたし。ギリギリセーフでよかった~。


「わしはエロ灰じゃない!責めてジジイにしろ~!」


「ふっ、ようやく自分の愚かさを知ったか。」


・・・生徒に負ける理事長。この学校大丈夫かな?


「ったく、本当にまた部屋壊さないでくださいよ。」


「それはそうと由美先生どうかしましたかな?」


アッと言う間に立ち直る理事長・・・これで本当に懲りてほしい!


「書類を持ってきてください。」


あれ、普通書類持ってきましただよね。確かに由美先生手ぶらだけど


「はぁ、またデスクワークかのう。辛いのう。」


そう言うといきなり書類が目の前に現れた。って、えぇぇぇ!


「む、無唱詠唱(むしょうえいしょう)ですか!」


無唱詠唱とは通常詠唱をしなければいけない魔法を無言で発動させる事だ。出来る者は少ない。ってそのくらい常識だが、


「そうじゃよ。由美先生は書類の準備はしてくれるが、持っては来ないからこうするしかないんじゃ。」


その言葉に2つの返事


「か弱い女に荷物を運ばせるなんて、最低行為ですよ。もし、そんな事させるのならあんな事や、こんな事言いふらしますよ!」


「俺には魔法の無駄遣いとかいっておきながら、てめぇが一番の無駄遣いじゃないか!ジジイ自分で取ってきて腰が砕けろ!」


「由美先生止めて~!それ、いっちゃダメ~!それと魔法の無駄遣いはわしの特権じゃ!ケイはダメじゃ!」


理事長、あんな事や、こんな事って何ですか?後、腰砕けろはいいんですか?

ツッコミ満載の慌ただしい状況、しかしそれは序章に過ぎなかった。

理事長は思い出したようにてを叩き、いきなり爆弾を投下した。


「いい忘れておったが、水谷 香奈・死神 圭両名を、コンビとする!」


「「はあぁぁああ!?」」

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