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炎歌  作者: ミ頁-
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罪人

生まれながら人間は何かしらの力を体に宿しているらしい。ただそれを引き出すか引き出さないか、引き出せるか引き出せないかの問題らしい。

僕の場合そんな気も無いし何もしてはいない。が、力があった。

今思えばそんな力、ない方がましだった。その力が僕の人生を狂わせた。



僕は今高校の寮にいる。ただの寮ではない。そこには世の法に反する、いわば犯罪行為に手を染めた少年少女達が集まった学校。



もちろん、僕も犯罪を犯した一人だ。

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