絵を始めて1周年の今日と言う日に思うこと。
美術館で浴びるほどインプットした構図と表現。もう、ここでの旅は終わりだ。東京に戻って、描かなければならない。目覚めと同時に、その衝動が頭を駆け巡る。
(旅日記は小説家になろうの短編にて別途書いている。)
思えば、今日で絵を描き始めてちょうど1年。
たった数ヶ月で武蔵美に入学し、私の人生はがらりと変わった。
巨匠や先輩たちの絵を美術館で貪るように見て、美大で学び、関連書籍を読み漁り、DVDを観て、そしてまた描く。そんな猛烈な1年だった。
人間関係も変わった。元来、人との縁が薄い私にとって、それは奇跡のような変化だ。一時の、表面的な関係に過ぎないかもしれない。それでも、新しい出会いは、確かに私の世界を広げてくれた。
絵を描くと決めた時、私は何度も自分に問いかけた。もしも、この道を選んで、すべてを失ったとしても。誰もいなくなっても、絵と向き合い続ける覚悟はあるか。
その時、決意したのだ。命を賭けて、この道を進むと。
私にとって、絵は人生そのもの。これからの人生、すべてを賭けても惜しくない。
上手くなりたい。その一心で、楽しみ、時には苦しみながら、ただひたすらに描いていく。
こんな私を応援してくださるすべての人に、心から感謝しています。