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植物のエスキース

私は無駄で生きている。普通に考えて、生きるのに絵や音楽等、無駄でしかない。必要ないものだ。それをつくる悲しい星のもと生まれてきたらしい。

今日も無駄を存分にやろうと思う。


今更、懐メロにハマった。ラッドウィンプスの「正解」をSONYのスピーカーから朝からエンドレスリピートしている。


そろそろ時代に全然ついていける気がしない。ついていこうと思ってないけど。

体重が46.8kgまで落ちたのでデブはすぐ調子に乗る。

ハッピーターン一袋食べて、懲りずにコーンスープを飲む。

後で吐けばいいのだ。簡単だ。


吐いた。精神的に食への罪悪感が消えた。

これで爆食やり放題じゃん!ふふ。


幼い頃母親に言われたことを思い出す。

「お腹すいた」と私が訴えかけると母親は、

「あんたは汚い餓鬼の心を持ってるからお腹空くんだ。」と言って、見た目と心を醜いと私を罵った。

断食して餓死した人の美しさを教えられた。


お母さん、あなたは正しかったです。

私は醜い餓鬼です。

でも、痩せます。


困った事が一つ。Mサイズの服が緩々で合わない。全部捨ててS買わないと。

時間が出来たらだな。ふ。


作業着に着替えた。

B2サイズケント紙に鉛筆で下描きをしていく。

クロッキーから作業はエスキースへと移った。

花瓶に生けている花やら、静物画を鉛筆で地味に形どっていく。

水彩が似合うし、楽なのだが、水彩紙水張りしていないからクレヨン画にしようと思う。


水張りって、手間と時間がかかるし、描くまで1日待たないとダメなのである。


鉛筆下描きにクレヨンで描いていく。


着色が進むほどに人とは悲しいものである。

興味ないし、こんなに辛いのに、

神様、どうして私を花が上手に描ける人間にしたのですか・・・。他に好きな物たくさんあるのに

なぜ花なのですか・・・。

そんな自分が嫌で涙が出てきた。植物描く時起こりがち。


泣きながら花を描いていく。

花を見る事は好きになってきたのに

何で描くことがここまで嫌いなのだろうか。


辛い。

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