2025/08/04柴崎春通先生個展&実習の準備
朝起きた。朝のルーティンをこなす。今日美術館に行こうとありとあらゆる美術館情報をネットで調べる。今日は月曜日、どこも休館である。諦めきれずにChatGPTと会話をする。やはり月曜日はどこもかしこも美術館お休みみたいだ。泣きたい。仕方がないので、学校でかりた日本画家、長谷川等伯のDVDを鑑賞する。長谷川等伯能登だったのか!当時の七尾は京都まで船が出ていて北陸でも栄えていた。ほーう。座学でも等伯がっつりお勉強したけれど、もっと詳しく掘り下げられている。これはたまらない、勉強になる。法華谷にある日蓮宗のお寺の本山はほとんど京都にあると。等伯26歳の時に日蓮聖人像の彩色をしたのか!ええ!能登のお寺に等伯いたのおおお。大法寺には4枚の仏画があるですとおお?やばい。本物見に行きたい。等伯・・・・和尚さんがおらん時にあちこちのお寺に勝手に上がり込んで許可なしに絵を描きすぎ。その時代には住居侵入とか器物破損罪とかなかったのかなぁ。なになに、長谷川等伯はリア充だったのか。戦国時代が謎過ぎる。そりゃそうか、仇討ちという言葉があったくらいだから人をころしても罪にならなかったのか。国宝楓図と桜図本物見たいいい。何て美しいのだ。桜図は八重桜で等伯の息子が描いたと。その息子は26で死んだと。日本画の何たる力強く儚く美しいことよ。あ、等伯が凄いのか。狩野派がいるのに豊臣秀吉に依頼されてるし。出光美術館も行きたい。それにしても等伯に影響を与えた牧谿やばいな。中国行って牧谿の絵も見たい。国宝、松林図屏風には、竹の筆を捻って描いた部分と連筆で描いたと。カッコイイいいいい。うっひょーー。長谷川派はベンチャー企業で狩野派は大企業だと考えると、長谷川派はやっぱり狩野派には出来ないことをやれるなぁ。等伯うううう。雪舟が名を馳せているから、雪舟のサインつけて絵を売るとはなかなかほんまにやるな。やりたい放題だなぁ。
さてと、
そろそろ柴崎春通先生の個展へ行くかな。いつもまったくオシャレする機会ないからワンピース着ていこう。あれ?荷物軽い。凄い。荷物ってこんなに軽かったっけ?
電車の中でデブ男子がデブ特有の異臭を放っている。臭いぞ、おい、デブ、あっち行け。仕方ない。呼吸を口呼吸に切り替えた。新宿の階段を登っていて気が付く。全身バッキバキに筋肉痛なのはなぜだろうか・・・。
ヒルトンに着いた。
柴崎春通先生、NHK出てから絵の値段上がったなあ、ふ・・・。そして前ほど凄いと思えない。凄い上手いけど感動がない。何点かすごっと思うが。おっ、これはと思える作品は2点しかなかった。後はふーんだった。とうもろこしの作品と雪景色の水彩画だけは凄いと思えた。
半年前あんなに何を見ても感動したのに、完全に目が肥えた自分が悲しかった。本物に感動出来ないなんて・・・。
柴崎先生は大変人気で常にファンに囲まれていた。少しだけ話をしてさっさと帰ることにした。
完全に芸能人の仮面をかぶった柴崎先生にバイバイした。
自分がもっとも感動する絵というものは自分にしか描けないのかもしれない。そしてその感動するツボというのはその都度変わるものなのだろう。
帰りの電車で楽典を開いている女子高生を見て嬉しく思った。この時代に音大に行こうとするなんていう素敵なバカ仲間を見付けた気がした。
最寄り駅近くのカフェにやってきた。ロコモコ丼を頼んだ。
カフェでこの後図書館に行こうと思って、思い留まった。図書館も月曜日休館だった。月曜日なんてなくなってしまえばいいのだ。
ロコモコ丼が来た。美味しい。普通に美味しい。たまに飾られている自分の絵をチラチラ見たりする。幸せ。
本屋さんにやってきた。一枚の繪という隔月雑誌と完全保存版ゴッホの世界を購入した。
帰宅。まずは明日学校に返却する予定の本を読んでしまわなければならない。
本を読みながら何か忘れている気がしてきた。そうだ、耳鼻科へ行かなければならない。もうすぐで耳鼻科の午後の部があく。良かった、思い出して。あ、そうだ。ユーチューブ見てる時間ないからユーチューブプレミアム解約しないといけないな。やらなければならないことが山積みである。まず、優先事項は耳鼻科とこの本を読了することだ。
本が面白い。デッサンにどれだけの時間という授業料を支払ったかが画家の器量の決め手になるか・・・覚えておこう。
スマホのアラームが鳴った。耳鼻科に行くとしよう。ユーチューブプレミアムを解約した。家を出た。耳鼻科の待ち時間はもちろん読書である。
ほうほう、西洋のことわざに銀行家が3人集まると芸術の話をしたがる、芸術家が集まるとお金の話をしたがるなんてものがあるのか〜目から鱗。
代表作が一点でも二点でもあれば巨匠。三点あれば美術史に残る大巨匠か・・・ふ・・・。
途中気が散ったので、同じ著者の本、泥棒美術学校という本を2冊ポチッた。
絵は立って描け、10秒描いたらその都度5メートル下がって描いたところを確認しろか・・・。ふ・・・診察室に呼ばれた。ここの耳鼻科の先生は、腕はピカイチであるが、かなりド級の変態である。腫れたのどを見るのが生き甲斐なのだ。今日も私の喉や上咽頭を見て嬉しそうな顔をしていた「ぐへっ、は、腫れてますねえええ」
ドクターのその変態さ私は好きです。言わないけれど心でいつも思っている。てか、ドクター話に器具を鼻にさしたまま他の仕事やり始めないで下さい、こっちに集中して下さい。痛いし辛いです。ってな感じで診察は終わった。処方箋薬局にやってきた。無料ドリンク機械の故障が直っていた。なおっていたというか新しい機械に変わっていた。処方箋に飾ってある絵が酷く下手くそで、良い絵ではなく悪い絵ばかりなことにさすがに突っ込まざるを得なくなったので、尋ねてみた。
私「誰か絵を描かれるんですか?」
薬剤師「ああ、他の薬剤師の知り合いが描くみたいです」
私「そうなんですね、ありがとうございます。」
ふ・・・。
帰宅。引き続き読書である。読み終わった。面白かったあああ。さあ、家事やら仕事やら明日からの実習の準備である。