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2025/08/03人物(ヌード)を油彩で着彩しなさい3

朝起きてまず昨日まで描いていた絵の写真を見る。ここをどうしようああしようとか考える。疲労はピークに達している。今日も絵を描くのか・・・。


アトリエ到着。みんな凄い集中力で死にそうな顔をしながら制作に励んでいる。さ、制作だ。


制作に行き詰まってきた。右隣のちんぽバカ男子も行き詰まったみたいだ。私に話しかけてきた。

ちんぽバカ男子「鈴川さん、何の曲聴くんですか?」

私「自分の曲」

ちんぽバカ男子「楽器は?」

私「ギターとピアノかな」

ちんぽバカ男子「マジか。俺ギター」

私「何ギター?」

ちんぽバカ男子「エレキ」

その後、アトリエ中音楽の話題の声が二人響き渡ったことは言うまでもない。あいみょんのわかってないという曲をオススメされたりした。ちんぽバカ男子はサカナクションが好きらしい。

てか、右隣ちんぽバカ男子、音楽出来る、ギター弾けるってそうやって女を「すごーい」とか言わせて落として来たんだろうな・・・。相手が悪い。私の知ってる世界は楽器弾けるのが当たり前の世界線だ。ふ。でも、話は楽しい。友達としては良い奴だ。お前をちんぽバカ男子から友達と認定してあげよう。名前知らんけど。

授業中F30号キャンバスを買いに世界堂に来た。5577円也チャリーン。ふ・・・。


お昼休み休憩に画材に埋もれて死んじまえというオリジナル曲歌ったら、アトリエ中に笑いが起きた。生徒だけでなく教授からも笑われた。


その後、美術館に行き、インスタレーション作品を見た。2分で飽きて美術館を後にした。


アトリエに戻る。


制作である。教授が来た。

教授「スイカに塩かけますよね?」

私「かけないです」

教授「かけない派ですか」

私「はい、かけないです」

教授「話オワタ」


教授「静けさの中には、ただ静かなだけではなく蛙が飛び込むポチャという音がするとより一層静けさが目立ちませんか?」

私「先生が何言いたいのか分かりません。」

教授「鈴川さんが言った、絵の感情に無を入れたいと言った話です」

私「あ、分かりました。グレーのところですね」

教授「そうです。そこを思いっきり不透明にすることによってより透明さが引き立ちましたね」


先生、比喩いらないからそのまま言った方が伝わりやすいと思います。

ふ。


その後もなんやかんやあった。

なんやかんやありすぎた。もう私には美術とは何かが分からなくなった。はじめから分かってはいないけれどますます美術が遠のいていった。

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