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2025/07/30人物(ヌード)を描きなさい2

やっぱり女は顔よりおっぱいだ。巨乳に限る。太っていてもいい。なんなら太っているくらいが丁度いい。そして、乳輪はデカければデカい方がいい。

朝起きて一番にそんなことを考えていた。私はもう末期かもしれない。

そういえば、昨日、エアコン壊れて移動したアトリエのエアコンも壊れていたな。

教授「エアコン壊れるので、皆さん、水分補給をしっかりしてくださいね」

水分補給するとトイレ行きたくなるからそんな時間ないから水分補給なんて出来なかったです、先生。

昨日、帰りにカップルがたくさん誕生していたな、男子比率少ないのに・・・。


明日また移動しますって言ってたから今日は涼しい中で女の裸のお絵描き出来るのかな・・・。


お絵描きをしていると、本来人間に備わっているはずなのに進化の過程で廃れてしまった能力が開花したりする。カツラをかぶっている人や、整形をしている人等、自然ではあり得ない状態と遭遇した時、それを見抜いてしまうという全く使えない能力画開花する。昨日もおっぱい小さい方のモデルさんの顔描きながら、あ、鼻に何か入ってる、二重の幅大きくしてるとか思いながら描いた。


ゆで卵2つゆでて殻を剥いた。ミニトマトは2つ収穫出来た。それとチョコをお弁当箱に詰める。プロテインをシェイクする。緑茶を水筒に入れる。寝間着のジャージの上から作業着である横浜薬科大学入りの白衣を着た。ふふ、今日の勝負服は白衣なのだ。準備は整った。


家を出る。今日も自分の身長の半分くらいあるデカさでSEKAIDOとデカデカ書かれたビニールに入ってる筒を持ち歩く。勿論駅への移動は階段ではなくエレベーターである。デジャブってるな、ふ。


大学行きのバスに乗った。はやすぎる早弁をする。まだ朝の7:36とかである。いでよ、お弁当箱、チョコレート。ぐひ。バスの中でチョコ4つも食べてしまった。


学校到着。WiFi接続。アトリエに荷物を置いて、虫除けスプレー買いにセブンイレブンへ。セブンイレブン閉まってたので大人しく世界堂の開店を待つ。


右隣に女ったらしリアル現代のピカソ、いや、クリムトがいる。朝、彼女と登校してきたら、昼休み別の女子がアトリエ訪ねてきて、放課後、また違う女子と帰宅した強者がいる。

朝と昼の女が違うだけでも普通は勘付くだろう。

昨日その危険男から話しかけられた。「クレヨンいいですね、僕もエスキースクレヨンでやろうかな」

と言われたのでフルシカトした。バーカ。女が全員お前の手のひらで、転がせると思うなよ。


世界堂空きを待っていたら、足の出ている甲とか足の裏をめっちゃ蚊に刺された。痒すぎる。セブンイレブンで虫除けスプレーを買った。

世界堂でB2ケント紙1枚と、作品持ち運ぶF15入る筒を買った。558円也チャリーン。


アトリエに荷物をまた、置きに戻り、陰キャ全開男子だけにおはようの会釈をし、トイレで虫除けスプレーを踏んだんに噴射し、みたびアトリエに戻った。


唇が乾燥しているのでリップを手に取った。塗った。違和感を感じたので手元を見た。

りっ・・・・リップとクレヨン間違えたあああああ。

穴があったら入りたい。入るだけじゃ足りない。入って蓋をしたい。


さあ、お絵描きタイムだ。クレヨンでエスキースしていたら、隣に教授が来た。

私「写実になりすぎましたか?」

教授:笑いながら「いや、フォービズム。野獣派。ゴーギャンみたいでいいです」

私「そんな、だいそれた・・・」

教授「鈴川さんの色彩がきちんと出ていてとても良いです」

私「ありがとうございます」


ぐひ!ほめられた!ゴーギャン画伯に例えられた。うっひょーー!

クレヨンぬりぬりが進む進む。ぐへへ。午前中から調子に乗ってすっ飛ばすことになった。モデルさん10分休憩後、固定ポーズからクロッキータイムへ変更されるのでクロッキーノートと鉛筆画セットを急いで準備する。疲れてきたな。まだ午前中なのに。他の生徒の顔をチラチラ伺う。みっ、みんな死んだ魚の目をしてる・・・魂みんな絵に吸い取られてる・・・ふっ。そうだよね。灼熱の中、エアコン壊れたアトリエに缶詰になってお絵描きしかしてないもんね。そうだよね。


2枚クロッキーしてからエスキースへと戻る。無心にクレヨンを塗り重ねていたら教授から話しかけられた。

教授「黒いクレヨン塗ってスクラッチするんですか?」

私「まだ何も考えてないです」

教授「いいと思います」


モデルさん5分休憩。トイレ漏れそう。トイレまで全力疾走往復して戻ってきた。何とか間に合った。トイレが空いていて良かった。

さ、お絵描きお絵描き。

・・・。


固定ポーズからモデルさん休憩に入った。エスキースからクロッキータイムに突入する準備である。

休憩時間、左隣の女子に話しかけられた。

隣の女子「〇〇先生って格好良くない?」

私「かっこいい」

隣の女子「え?どれ見てカッコイイと思った?」

あれ・・・話が噛み合っていない気がしてきた。

私「うーん」

隣の女子「どんな絵もやっぱりカッコイイのかな」

私「・・・絵の話だったか」

隣の女子「絵いがいに何の話?」


はい、すみませんでした。私が悪かったです。


さてさて、楽しい楽しいクロッキーの時間。ぐへへ。巨乳の姉ちゃん、良いポーズ。ぐへへ。

5分休憩でまたエスキースへと切り替わる。

右隣のちんぽバカ男子の絵のエスキースをチラリ。モデルさんの顔だけで身体全く描いてない。ふ。身体あえて描かないことによって、女子に好印象与えたいのだな。お前の魂胆は丸見えなのだ。私は騙されないぞ。

エスキース1枚完成させたので、モデルさん5分休憩中にアトリエ外に出て絵にクレヨンコートを吹きかけた。ぐひひ。エスキース完成一番乗りなのだ。二枚目描こう。


昼休みだ。ぐひひ。課題をどっさり持っていった。課題提出に20分くらい時間かかった。チッ。

セブンで生茶を買った。アトリエに戻る。ゆで卵2個とミニトマト2個とチョコとプロテインを流し込む。

腕時計を確認した。かっ・・・課題提出してご飯流し込んでたらお昼休み終わったあああ・・・ちーん・・・。

隣のちんぽチャラ男と話をする。

メントスしか食べてなかったからだ。

「お昼それだけですか?」

「そうなんですよ」

から出身の話まで。石川の金沢出身らしい。スーパーダイヤスの話まで話が発展したところで


お昼のお絵描きタイムが始まった。

やはりちんぽバカ男子は話が面白いからモテるのだなと勉強になった。

お絵描きお絵描き。

どんどん写実寄りになっていく女性ヌード・・・


モデル10分休憩タイム。トイレ行くチャーンス!

トイレから戻ると次はクロッキータイムなので、クロッキー帳と鉛筆画セットを用意。午後のアトリエは暑い。


クロッキータイムツーショット終えて、エスキースタイム。

写実的なヌードの背景は、暑さを表現してやるのだ。いでよ、白クレヨン。ぐひひ。

モデルさん5分休憩の間にクレヨンコートをかけて、画板にマスキングテープで貼り付けて、3枚目のケント紙をセットした。


次は巨乳の人描くのだ。ぐふ。ぐへへ。

巨乳ちゃんの目の前に席を移動して巨乳ちゃんをガン見きてクロッキー。イーゼル席へ戻ってきた。よし、巨乳ちゃん、あなたは青色っぽく描いてやるのだ。にひひひ。いでよ、青、水色、紫クレヨン。ぐひひ。どこからともなく、私が好きなS教授が現れた。テンション上がって挨拶した。


とかしているうちに訪れるクロッキータイム。シャカシャカ。ぐふ。股間と胸をガン見。シャカシャカシャカシャカ。

エスキースタイムに戻った。エスキース3枚目が完成した。暇なので教授に絡んだ。

私「先生、暇です」

教授「紙ないの?」

私「はい、なくなりました。」

教授「ドローイングしてなさい」

私「はい」

その後はクロッキー帳に1枚だけおっぱい大きい方の女性を1人描いた。


仕上がった3枚目のエスキースにクレヨンコートをかけた。


バスに乗った。奇跡的に座れた。つ・・・疲れたかもしれない。

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