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地球の再生屋~地球のごみ問題解決します~  作者: アマテン


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『リサイクラー』が知られるとき④ガライドン後処理開始

ガライドンは結界の槍を外そうと体中から触手を伸ばすがそんな簡単には外れない。


「エル!」

「あとは任せて」


凛は結界に集中してエルに声をかける。エルはその場からテレポートでガライドンの左頬に移動して


バチコーン

「ギャウ」


雷撃をまとった警棒の一撃で左頬を弾かれるガライドン。周囲の触手がすぐにエルをとらえようと伸びてくるが


バチコーン

「ギャウ」


今度は真下から一撃で顔が跳ね上がるガライドン。


バチコーン

「ギャウ」

バチコーン

「ギャウ」

バチコーン

「ギャウ」

バチコーン

「ギャウ」


エルは何度もテレポートでガライドンの周囲に移動して殴り続ける。ガライドンはテレポートの移動速度にはついてこれていない。


「エルネシアって自分のことテレポートできないんじゃ?」

「それは嘘だな。自分のことも移動できるし他の場所も移動できる。それに連続発動回数も世界トップのSランク『テレポート』使いだ」


凛の結界、エルの殲滅力も備わって一気にガライドンを追い詰めていく冒険者たち。そして険人たちが到着して1時間、ガライドンが出現して8時間


「ぐおおおお」

バタン


最後の咆哮を上げて倒れるガライドン。


「うおおおおお」

「やったー」

「とうとう倒したぞ」


みんなが一斉に歓喜の雄たけびを上げる。でも落ち着いてくると周りを見はじめる。


「この死体の山どのくらい時間がかかるんだろう?」

「あのガライドンだって処理するのに何年かかるんだ」

「周りのビルや地面も崩壊してるし」


周りの被害状態は最悪。このままだと魔物の死体から24時間後、瘴気が発生しこの地域が一種のダンジョンになってしまい他のスタンピードの地域と同じように復興に多大なる年月がかかる。魔物を処理しようにも小型・中型の魔物は『魔法』スキル系の冒険者を集めればどうにかなるがガライドンは大きすぎてたとえAランクの『賢者』である明でも数か月はかかってしまう。みんながこれからのことについて悲壮感を漂わせている時


「亮ちゃん、まずはガライドンからお願い」

「了解」


俺は日葵姉の指示に従いガライドンに近づく。


「良太、何するの?」

「リサイクラー使うんだ」

「え?こんな巨大なものは処理できないし、そもそもリサイクラーはプラスチックや金とかのゴミしか処理できないでしょ?」

「まあ、見てなって」


 明が困惑しているが今はこっちのほうが優先。意識を集中してガライドンをスキルで包み込むと


シュッ


「え?」


ガライドンの巨体な死体が一瞬で消え去る。その場にいた冒険者たちは一部を除いてその光景に呆然としている。それらを無視してどんどん死体やがれきをリサイクラーで解体していく。こういうのは時間とのしょぶだからね。日葵姉は効率的な解体のデータを取りながら支持を進める。あとでデータをまとめて『リサイクラーによるスタンピード発生後の処理マニュアル』の作成に使うみたい。


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