久々の国際依頼と少し多い職員たち
「他のクラスのゴミ回収して帰るわ」
「了解。お疲れ」
「「おつかれ」」
クラスメイトにあいさつをして3人で空き教室を出る。文化祭委員から一週間に一回放課後にゴミを回収してほしいと頼まれた。なので作業を少し早めに終え学校内をめぐる。
カンカン
「そこの釘とって」
「そこの色こっちにしたほうがいいんしゃない?」
いろんな場所からたくさんの音が聞こえる。文化祭準備期間の放課後らしい騒がしさの中廊下を歩いていく。事前に各文化祭実行委員により俺が回収することは伝えられており、回収が必要なクラスは教室の前の扉に赤い布を巻いた椅子を置いてくれている。
「ゴミ回収しに来ました」
「こっちのゴミお願い」
部屋の隅に段ボールや木材の切れ端など大型のゴミが積まれている。これを外のゴミ箱にもっていくの大変だからな。リサイクルでごみを解体したまた別のクラスへ。今日は金曜日
大きなゴミも多く椅子が置かれているクラスは多い。さあ、どんどん済ませていこう。
学校中を移動して、最後にゴミ箱を回収→職員室に報告した後、帰宅する。
翌日、今日は日本とアメリカのごみ埋め立て地のゴミを解体していく。まずは日本
「今日は関係者がたくさんいる」
「資源回収が多いからね」
たしかに埋め立て地を解体すると大量の資源ができるから回収班がたくさんいる。ただし今回は前っ回の誘拐の件があったので割り増し人員は多い。
「箱もってきて」
『サイコネキシス』持ちの職員が一か所にまとめた資源ブロックを箱に積んでいく。満杯になった箱はエルが能力庁にもっていく。。俺は俺で失せもお探しで見つかった物にラベルを張っていく。埋め立て地の解体は発見される量が尋常じゃないから職員の人も大変。でも匂いもきれいになくなって空き地になるからいろいろ再建計画が考えられてるんだって。
次はアメリカ。アメリカは俺のスキルを知ってからすぐに資源回収・失せもの探し専門の部署を立ち上げ、俺の解体作業中大人数で補助してくれる。この部署には『サイキネシス』などの運搬が得意な人材の他に『テレポーター』も数人雇っている。なので解体・失せもの探しが終わり次第すぐに日本に帰れる。まあ日本の埋め立て地と比べて10倍くらい規模が違うんだけどね。




