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地球の再生屋~地球のごみ問題解決します~  作者: アマテン


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良太探索網④

「みんな、ただいま」

「良太!」


 家に帰ると事前に日葵姉が連絡してくれたみたいで家族全員集まっていた。みんな俺に抱き着いてくる。母さん、泣いてる。心配させちゃったな。ああ、このにおい・このぬくもり・雰囲気。俺の頬から涙が落ちていく。


良太の家族が涙を流しながら再開してる姿をみて私も感無量。やっぱり流歌さんたちも心配してたんだよね。でも


「二人とも、なんで私の時は泣いてくれなかったのって思ってる?」


私は隣の日葵さんの顔を見る。エルも同じ表情をしてる。え、なんでわかるの?


「二人ともそんな顔をしてるわよ。あの時は場所が敵地だったしまだ警戒してたのよ。それに実家の安心感・生まれてからずっと見守ってくれていた姉さんたちの顔を見たら緊張の糸が切れたのね。私も結構良ちゃんに慕われてるけどまだあの領域には至ってないわ」


 やっぱり家族の安心感にはまだ勝てないみたい。でもいつかあのぐらいの安心感を与えたいわ。これから頑張ってアピールし続けないと。


能力庁にて


「今回の『リサイクラー』真白良太の誘拐事件についてまとめた資料となります。

対策として

・例え他国の政府の職員の対応だとしても凜・エルは必ず2人行動をすること。この対策については他国にも伝え済みでそのように行動するように伝えております

・良太の持ち物に足していくつかGPSを仕掛けさしてもらいます。このGPSについては電気能力対策を施された最新式で、プライバシーの観点から非常時以外には使用しないようにします。使用強化については『リサイクラー案件』部長真白日葵・超能力大臣・総理大臣の内二人から許可がないと使用できません。またGPSをつけた場所については極秘情報として良太自身にも伝えておりません」

「『リサイクラー』の情報については?」

「裏ではそこそこ広まってます。でも今回の奪還作戦も広がるはずですから大隊が様子見に入るはずです。表では突如空き地が増えたことに対していろいろ情報が流れてますがこちらで流した情報以外は大丈夫です」

「うん。引き続き監視はするように。今回は良太君自身の機転でどうにかなったがまだ同じことが起きても無傷かどうかわからない。彼にはいろいろ依頼を頼んでいる。彼の生活を守るのも国の仕事だ」

「はい」


こうしてリサイクラー誘拐事件は幕を閉じた。

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