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地球の再生屋~地球のごみ問題解決します~  作者: アマテン


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2学期始業式と転校生エルネシア

「おはよう、真白・安斎」

「おはよう」

「おはよう」


 2学期の始業式の日、凛と一緒にクラスに入るとクラスメイトが挨拶をしてくれる。挨拶を返しているとクラスの一角が騒がしい。その中心は明・綾乃・友恵・隼人。


「あれか。明達が夏休み中『ドラゴンスレイヤー』になったんだって。その話をみんなが聞きたがってるみたい。真白は知ってた?」

「ああ。二人から直接聞いたよ」

「仲いいから知ってるか。でもあの4人さらに有名になったな」


確かによく見ると他のクラスだけじゃなく先輩も聞きに来てる。



そして始業式、校長の少し長い話を聞いた後、この夏休みで起きた出来事の表彰を行う。いくつかの入賞した部活が紹介された後、壇上に4人が呼ばれる。


「この4人は名古屋のダンジョンで属性竜と呼ばれる強力な魔物ブリザガルド・ドラゴンを倒したことで冒険者協会から『ドラゴンスレイヤー』の称号を取得しました。本校でも表彰したいと思います」


 4人を代表してリーダーの隼人が賞状を受け取る。


「この4人と同じ冒険者もいると思うが無理しないように。きちんと自分の実力にあったダンジョンをえらび、十分な準備を済ませ挑むように。常に死と共にあることを忘れないでください」


 最後に他の冒険者にくぎを刺し始業式は終わる。そして2学期最初のHRで


「ハーイ、エルネシア・リグ・ローグリスです。出身はアメリカ、グランマが日本人で日本語はグランマに教えてもらいました。ずっと日本に憧れていたので学生生活遅れてうれしいです。リンとは小さい頃からの知り合いで、今リョウタの家でホームステイしてます」


 エルが転校してきた。自己紹介で俺の名前も出てきたからこっちも集中されてる。わかるよ、凛に加えてエルも俺の家で暮らしてる。それも二人とも方向性は違うけどスタイル抜群の美女。それは注目されるわ。


「エルネシアさん、スキルって何?」

「スキル?『テレポート』よ」


 2限目のHRが早く終わり、3限までの長い休憩中エルの周りに集まったクラスメイトが質問する。それに答えたエルは手元のシャープペンシルを右手から左手に移動させる。これも凛と同じ外向きのスキル説明。人の移動はできず手元に収まる物だけ移動できる。これならスキル面でそこまで注目されないはず。


3限目もおわり、帰りのあいさつを終えて先生が出ていくと


「良太・凛・エルネシアさん。この後、遊びに行くんだけどどう?」


明に声を掛けられる。


「ごめん。午後はエルネシアの家具が届くから設置手伝ってほしいって頼まれてるんだ」

「そうなんだ」

「また誘ってくれ」


本当は『リサイクラー』関連の依頼なんだけどね

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