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地球の再生屋~地球のごみ問題解決します~  作者: アマテン


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エルの日本好きの理由と日米の電車の違い

「ここが夢にまで見た日本」

「エルはずっと日本に来たかったのよね?」

「ええ、でもその機会がなかったのよ」

「日本が好きなんだ?」

「グランマが日本人なの。その影響で昔から日本製の物に触れてたわ。例えばカルタ・けん玉・お汁粉・ウメボシ・ようかんとか。特にアニメ・ゲームは面白いわね。もともと家でも片言なら日本語知ってたけど、アニメやゲームのために必死にグランマに倣ったもの」

「ああ、だからそんなに日本語流暢なのか。翻訳アプリ使ってないもんね」


俺達の地元へ戻る電車に¥を持ちながらエルと話す。彼女は本当に日本が好きで駅内の広告を見ながら


「これって五重塔よね?」

「これが富士山。エアーズロックとは違うわね」

「これは栗ようかん。おいしそう、ねえ、リョウタの地元でも売ってる」


など大はしゃぎ。本当に日本が好きなのが分かるわ。予定通り電車が到着し乗り込むと何故かエルは驚いている。


「どうした?」

「いや、うわさでは聞いていたけど怖いほど時刻通りなのね?」

「え?普通じゃないの?」

「アメリカだと時刻って目安で基本遅れるわよ」

「へぇ、日本だと時刻通りが当たり前で、それに沿って他の電車も動いているから一つの遅れが結構大問題になるからな」

「それに電車内も静かね。咀嚼音や他の人の音楽も聞こえない。アメリカだとハンバーガーとヘッドホンから漏れる音楽とかよく聞くわ」

「ああ、アメリカの映画だとよくあるわね。日本では食事は特急や新幹線とか特定の車種ならいいけど、普通車両だとっ咀嚼音が強かったり匂いがきついのは遠慮してるわね」

「ああ、わかるわ。音楽についても周りの事気にして聞いてるかも」


 やっぱり国が違うと電車だけでも違うんだ。


地元の駅に着きせっかくだから歩いて俺の自宅に帰る。実はエルは俺の家に居候することになっている。理由としては凛も住んでるし俺達3人は同い年だし一緒にいたほうが連絡も取れやすいから。


 商店街を歩いていると


「お、良太、両手に花じゃないか?」

「おっちゃん、こんちわ。彼女はエルネシア、アメリカの友達で2週間ほどホームステイするんだ」

「よろしくお願いします。ここはワガシですか?」

「お、アメリカの嬢ちゃんワガシ知ってるのか?」

「ハイ。グランマが日本人だから家では饅頭とかようかん食べてました」

「そうか。なら日本に来た記念だ。いくつか試食していってくれ」


和菓子屋のおっちゃんが食品棚からいくつか和菓子を取り出し奥に入っていく。それと同時にさっき店の奥に引っ込んだおばちゃんが戻ってくる。


「はい、緑茶だよ」

「ありがとうございます」

「いいの?」

「いつものことだからね。気に入った商品があったら買っていって」

「ならゴミ出してください。処理しますよ」

「そう?ならこっちに来て」


 試食のお礼じゃないけどスキルでごみを消してあげることに。


「リョウタ、スキル使うのね。見せて」

「いいよ」


そういえば得るには見せてなかったね。おばちゃんに案内され厨房のわき道を通りゴミ置き場に。


「おっちゃん、ごみ消しとくね」

「すまねえな」


 おっちゃんに一言伝えスキルを使う。スキルレベルも上がり

・動物:骨

もスキル範囲になりこれで食材関係も一気に消せるようになった。でも最近スキルレベルが全く上がらないんだよね。感覚的に経験値は入ってるから幻海ってわけではないと思うんだけど。


 俺がスキルでごみを消すと


「ワオ、本当にきれいさっぱりね。見ていて気持ちいいわ」

「ありがと」

「廃屋や崩壊したビルもきれいに消せるのよね」

「だいたいね」

「アメージング」


 エルはすごく喜んでいた。


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