解説 各種用語・設定集
個人的な備忘録として、そしてある種の振り返りとして、書きました。
皆さんもご利用下さい。
『大日本帝国』
軍事的・経済的超大国。天皇陛下を国家元首とする立憲君主制国家である。人口は2億人を誇り、GDPと軍事力で世界最大を誇る。GDPは世界の3割を占めている。領土は弧状列島を中心に周辺の島も含め、更には新世紀日米戦争の勝利でアメリカ合衆国からウェーク島・ハワイ諸島・ミッドウェー島・ジョンストン環礁・マリアナ諸島を割譲させた。それらは大鳥県(ウェーク島も大鳥島に改名)・ハワイ府(ハワイ諸島・ミッドウェー島・ジョンストン環礁)・大宮府(マリアナ諸島、サイパン島も彩帆島、グアム島も大宮島に改名)に改名した。その後パラオ・ミクロネシア・マーシャル諸島・ナウルが大日本帝国への併合を希望した為に、パラオは大宮府に併合し、ミクロネシアは南洋府に改名して併合、マーシャル諸島とナウルは大洋府に改名して併合した。
軍事的にも大鳥島には空軍基地を、ハワイ府パールハーバーも真珠湾に改名して真珠湾鎮守府と陸海空海兵隊基地を、彩帆島と大宮島には陸軍空軍基地を、南洋府チューク諸島はトラック諸島に改名して各島名も大東亜戦争時と同じく改名し四季諸島夏島を中心地に南洋鎮守府と陸海空海兵隊の基地を、マーシャル諸島クェゼリン環礁に空軍基地を、それぞれ新設した。領土割譲と併合により大日本帝国の海洋面積は西太平洋を覆い尽くす程になり、世界最大規模になった。
陸軍は200個師団、海軍は15個機動打撃群、空軍は保有機数2万機、海兵隊は50個海兵両用作戦部隊を保有している。
『IAXA』
2003年6月1日に設立されたのが国立研究開発法人帝国宇宙航空研究開発機構(Imperial Aerospace Exploration Agency、略称: IAXA)である。かつて大日本帝国の宇宙開発組織は、科学技術省下部機関の『特殊法人宇宙開発事業団』、『独立行政法人航空宇宙技術研究所』、文部省の『宇宙科学研究所』3つが存在した。それら分立した宇宙開発組織があったが、新世紀冷戦による大規模で統一した組織が必要になった為に新設された。
『きぼう』
大日本帝国IAXAが総力を挙げて建設した人類史上初の軌道基地である。宇宙ドックも建設され、宇宙空間に於ける宇宙船建造が可能になった。
『トラック宇宙基地』
一辺20キロメートル、総面積約400平方キロメートルという途方もない大きさ(大阪市と同規模)になる、人類史上初の宇宙基地である。モジュール方式を採用しており、一辺約100メートル水面からの高さ50メートルほどの上層の構造物の大きな洋上石油採掘船のような形をしたモジュールを継ぎ合わせて建設された。大日本帝国本土で内部の艤装も多くを終えてから運ばれる方式がとられていた。
トラック宇宙基地の基本構造は石油採掘船のような箱型の構造物そのものが単に環礁内の海面に浮かび、自らが生み出す自重そのものとその箱の中に海水を引き入れ、それを慎重に制御する事で安定を図るという画期的なものだった。簡単に言えば常に水面に姿を現した潜水艦のようなものとなる。その制御の為だけに最新鋭の超高速電算機が複数設置され、施設の注排水を制御する事になった。
トラック宇宙基地の構造物は、広大な緑地区画以外に目に付く物はモジュール内に納まり切らなかった大規模な組立工場や各種電波・電探施設、そして無数の幾何学的なロケット打ち上げ台20基と目玉商品の大型電磁カタパルト4基であった。施設内には、単にロケット打ち上げに必要な施設だけではなく、広大な敷地内の移動のための道路網とリニア軌道の交通システムが網の目のように整備された。住環境のために整備された人工の大地、わざわざ建造物の上に土を盛って造成された巨大な緑地公園や、数十万の人口を支える生鮮食品を作り出すための大規模な水耕農場すら存在していた。役所から病院、学校、警察、消防、銀行、郵便、四軍の基地に至るまで、ありとあらゆる大日本帝国の社会システムを維持するための政府施設も存在していた。巨大な下部空間を利用した工業区画も整備され、エネルギー備蓄のための石油・天然ガス備蓄施設や巨大発電所なども含めると、それだけで一つの工業都市を凌駕する規模にすらなっていた。電力に関しては施設内に内包する各種発電所の他に、太陽発電衛星の受信施設が作られ、天空からの実用送電が行われている。50万人都市に匹敵する大規模宇宙基地であった。
『伊邪那美』
IAXAが開発した往還宇宙船である。かつてアメリカ合衆国が保有していたスペースシャトルと違い、完全なる再利用型の往還宇宙船であった。伊邪那美の外見はキノコを横倒しにしたような外観をしながらスペースシャトルのような航空機型をしていた。キノコのクキの部分にあたる胴体の下部中心に燃料である液体水素とその燃焼のために必要な液体酸素を搭載し、キノコのカサの縁の周りにグルッとエンジンを並べ、そしてクキの部分上部の巨大な搭載区画に数百トンもの物資を搭載可能となっている。伊邪那美はロケットと違い直立していない為に、大型電磁カタパルトによって加速されて射出される。その後搭載するパルスジェットエンジンを点火して更に加速し、脱出速度(第2宇宙速度)以上のマッハ35に到達する事で水平状態のまま宇宙空間に至り、そしてそのままの姿で帰還するのである。帰還に際してはキノコのカサの全面を覆い尽くした耐熱タイルをさらしつつ大気圏を突破した後は、高度1万メートルあたりから残存した燃料を噴射しつつゆっくりと地上に降下して着陸、高価なエンジンを含めた機体の全てが再利用できる経済性を追い求めた大日本帝国の宇宙開発が到達した究極の存在だった。伊邪那美の最大の特徴は、運用効率の高さ、つまり同じロケットの次の打ち上げまでの時間の短さにあり、最短1カ月で次の打ち上げが行えるという効率の良さだった。
伊邪那美は、強力で安定性の高いパルスジェットエンジンロケット10基と、ロケットの周りを取り巻く初期加速用の6基の固体燃料ロケットを使用しており、安定性も信頼性も格段に高く、既存の技術からの発展であるだけに安全面においても優れていた。そしてこの大推力が全長110メートル、離床時の重量が補助ブースターとペイロード抜きで8500トン以上という巨体を宇宙空間へと持ち上げ、荷物を解放して再びトラック宇宙基地に帰ってくる事になる。打ち上げ能力は300~350トンにもなる。
『月読命』
きぼうの宇宙ドックで建造された人類史上初の月往復用大型宇宙船である。全長200メートルで最大幅48メートルに達する大型宇宙船であり、スクラムジェットエンジンを搭載し、大気圏を脱出する必要が無い為に燃料効率は良かった。月読命はスクラムジェットエンジンによりマッハ30で航行が可能で、軌道基地きぼうから月までの約38万キロを約10時間で航行した。月読命の完成により大日本帝国は月面に恒久基地を建設する事が可能になった。




