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新世紀最終戦争  作者: 007
第3章 暗雲

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軍事支援

叶総理の全面的軍事支援宣言により、危機管理センターは一気に活気を取り戻した。叶総理は国防大臣に対して早急に、軍事支援の物資を選定するように命令した。それを受けて国防大臣は国防省外局の軍需庁に必要な物を選定させる事にした。

そして叶総理は軍事支援を実現する為に地上に戻ると緊急閣議を招集した。閣議に於いて叶総理はトルコへの全面的軍事支援を行うと発表した。その規模に財務大臣は頭を抱えたが、もはやどうこう言っている場合では無かった。極端な言い方になるが金はあるのである。

全面的軍事支援を行う事を閣議決定した叶総理は、全て帝国議会で事後承諾になるのを前提にし、国防大臣に軍需庁への物資選定と輸送の準備と軍需企業への武器弾薬砲弾ミサイル全ての軍需品の大量産を同時進行で行うように命令し、財務大臣には大量産する事から臨時予算編成を命令した。そして叶総理は未だに閣議決定しただけであり帝国議会で事後承諾になる為に、最悪の場合には全ての責任は私が取ると宣言した。だからこそ全員には確実に職責を全うして欲しいです、そう伝えたのであった。叶総理の覚悟に閣僚全員が奮い立ち、全員がそれぞれの職責を果たす為に動き出したのである。



『ヨーロッパ合衆国によるトルコ侵攻を受けて大日本帝国は全面的軍事支援を開始すると宣言した。議院内閣制の大日本帝国はしばしばボトムアップ型の政治体制であり、内閣総理大臣は調整に追われる事が多く決断が遅れる事が度々であった。だが天皇陛下という万世一系の世界最長の歴史を有する国家元首を戴く大日本帝国は、ここぞと言う時には議院内閣制でありながらトップダウン型の内閣総理大臣が誕生していた。昭和天皇が大日本帝国の敗戦により人間宣言を行い現人神では無くなったとしても、日本神話である神武天皇から続く万世一系の皇統を有する大日本帝国は、何かしらの神聖なる力が宿っていると私は確信している。大東亜戦争は残念ながらその神聖なる力が発揮されなかったが、敗戦後の新世紀日米戦争に於ける大泉麗子元総理と、新世紀最終戦争に於ける叶真理亜総理、この2人はものの見事にトップダウン型の内閣総理大臣であった。しかも大日本帝国が危機的状況にあった二度の戦争に於ける内閣総理大臣であったのである。これはまさに神の力と言えた。』

著者不明

『大日本帝国の神通力』より一部抜粋


『ヨーロッパ合衆国によるトルコ侵攻を受けて叶総理は危機管理センターで対策会議を開いた。そこで選び得る選択肢で最適な軍事支援を決定したのである。戦後公開された情報ではこの時に国防大臣は救援軍の派遣を提案したが、叶総理の現実論により即座に退けられた。軍事同盟も結んでおらず亜細亜条約機構に加盟していないトルコに救援軍を派遣する根拠が無かったのである。それならと外務大臣はトルコの亜細亜条約機構加盟を緊急総会を開催して認める事を提案した。だがそれも加盟国が攻撃を受けて亜細亜条約第2条を発動させるなら理解出来るが、わざわざヨーロッパ合衆国に侵攻されている国を亜細亜条約機構に加盟させて戦争をするという火中の栗を拾う行為を他の加盟国がするとは思えない、として外務大臣の提案も叶総理は退けた。そこで叶総理自らが全面的軍事支援を宣言したのである。そう決まると後は早かった。叶総理は緊急閣議を招集し全面的軍事支援を閣議決定すると、帝国議会で事後承諾になるのを前提として国防省軍需庁に物資選定と輸送の準備と並び軍需企業への武器弾薬砲弾ミサイル全ての軍需品の大量産を同時進行で行うように命令し、財務大臣には大量産する事から臨時予算の編成を命令した。全て帝国議会で事後承諾させる事により、万が一の場合は叶総理が全責任をとると断言したのである。その決断力と指導力に閣僚達は感銘を受け、全力で職責を果たす事にした。その努力は実り、2048年7月21日19時には帝国議会衆議院予算委員会が開催された。その予算委員会にて叶総理はトルコへの全面的軍事支援について宣言した。しかも更に帝国議会に於いて事後承諾をしてもらえると確信している為に、既に現場では動き出していると断言した。驚く議員達であったが、トルコを救う事に関しては反対する理由が無い為に、叶総理の全面的軍事支援については反対意見は全く無く予算委員会を通過した。そしてそのまま夜中にも関わらず衆議院本会議が開かれ、軍事支援は衆議院も通過。そして未明にも関わらず参議院予算委員会も開催され同じく通過。参議院本会議も早朝に開催され同じく通過し、トルコへの全面的軍事支援は成立したのである。これにより法的根拠が担保され、国防省軍需庁と財務省の作業は加速された。大日本帝国のトルコに対する全面的軍事支援は叶総理自らが記者会見を行い全世界に発表した。大日本帝国はトルコの味方であり、ヨーロッパ合衆国の悪逆無道を許さないと宣言したのであった。』

広瀬直美著

『新世紀最終戦争』より一部抜粋

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