解説 連合艦隊史
『イージス原子力戦艦大和級
全長480メートル
最大幅78メートル
速力35ノット
満載排水量30万トン
武装
55センチ超電磁砲3連装6基18門
30センチ超電磁砲3連装2基6門
150ミリ超電磁砲連装40基80門
100ミリレーザー砲単装40基40門
35式VLS580セル
3式短距離対空ミサイル8連装発射機40基
1式近距離対空ミサイル21連装発射機40基
40ミリレーザーガトリングガン60基
20ミリレーザーガトリングガン80基
搭載機8機
同型艦大和・武蔵・信濃・紀伊・尾張・長門・陸奥・金剛・比叡・榛名・霧島・扶桑・山城・伊勢・日向
2042年からの第9次国防力整備計画で建造されたイージス原子力戦艦である。21世紀の半ばに於いてまさかの戦艦が復活する事態となった。それは電磁投射砲と超電磁砲の開発実用化が最大の理由であった。電磁投射砲実用化当初は単装砲で口径も小さかったが、更なる開発で電磁投射砲も連装や3連装に改良され口径も大型化され、威力も大幅に向上した。その後電磁投射砲の発展改良型である超電磁砲が開発され実用化され、砲弾もGPS誘導による精密誘導が可能となった。超電磁砲が発射する砲弾はマッハ30もの速度になり、射程も2000キロに到達した。通常砲弾なら直線での2000キロの射程になる為に対地攻撃等は不向きだが、GPS誘導精密砲弾により正確な艦砲射撃が可能となった。これにより21世紀の半ばにてまさかの戦艦復活となったのである。
装甲も55センチ超電磁砲の直撃に耐えられるように、バイタルパートは1940ミリにも達しており、その重防御は驚異的であった。
機関はレーザー核融合炉を搭載しており、圧倒的な馬力を誇り満載排水量30万トンの巨体を35ノットで航行させる事が可能であった。レーザー核融合炉は安全性が高く、従来の原子力機関による核分裂反応とは異なり、連鎖反応が起こりにくいので暴走や爆発の危険性が低い為に、戦艦に搭載される事になった。またレーザー核融合炉の圧倒的な発電量が超電磁砲の艦載を可能にしていた。
レーザー砲とレーザーガトリングガンもレーザー核融合炉の搭載により、安定して発射出来るようになっていた。両方共にミサイルと航空機の防御用であり、大和級は圧倒的な防空能力を有していた。
VLSには40式対空ミサイルと45式巡航ミサイルが装填されている。対艦ミサイルは超電磁砲の実用化により意味を成さなくなった為に、艦載用は廃れる事になった。巡航ミサイルは大型の為に超電磁砲の砲弾より破壊力がある為に、存続している。
イージスシステムは最新型となっており地球全土を網羅する偵察衛星とリンクし、リアルタイムで敵艦と航空機が補足可能となっている。もはやかつての日米共同開発の名残も無くなっており、大日本帝国独自の防空システムとなっていたが名称は変更されずにいた。
全長480メートル最大幅78メートルで満載排水量30万トンを誇るイージス原子力戦艦大和級は、人類史上最大の軍艦であり、タンカーを含め世界中にかつて存在していた船舶も含めて現存する船舶としても人類史上最大の巨大さを誇っている。
イージス原子力空母赤城級
全長420メートル
最大幅115メートル
速力35ノット
満載排水量18万トン
武装
150ミリ超電磁砲連装10基20門
100ミリレーザー砲単装20基20門
35式VLS280セル
3式短距離対空ミサイル8連装発射機20基
1式近距離対空ミサイル21連装発射機20基
40ミリレーザーガトリングガン40基
20ミリレーザーガトリングガン60基
搭載機160機
同型艦赤城・加賀・蒼龍・飛龍・翔鶴・瑞鶴・天鶴・鳳翔・龍驤・大鳳・瑞鳳・龍鳳・隼鷹・飛鷹・雲龍
2042年からの第9次国防力整備計画で建造されたイージス原子力空母である。機関にイージス原子力戦艦大和級と同じくレーザー核融合炉を搭載しており、満載排水量18万トンを35ノットで航行させる事が可能であった。レーザー核融合炉の搭載によりリニアカタパルトを装備可能になった。電磁カタパルトの改良発展型であり、より効率良く発艦が行えるようになった。
VLSには40式対空ミサイルのみが装填されており、高い防空能力を有していた。
装甲も大日本帝国海軍の伝統通り空母ながら重防御を誇っていた。
そして空母としての存在意義である艦載機は、戦闘攻撃飛行隊が10個飛行隊(1個飛行隊は12機編成)、電子戦飛行隊が2個飛行隊(1個飛行隊は4機編成)、早期警戒飛行隊が1個飛行隊(1個飛行隊は4機編成)、対潜哨戒飛行隊が1個飛行隊(1個飛行隊は12機編成)、空中給油機が6機、輸送機が5機、汎用ティルトジェットが5機の160機になる。連合艦隊のドクトリン通り艦載機は攻撃に使う戦闘攻撃機を120機も搭載しており、世界最大の空母打撃力を有していた。艦載機は戦闘攻撃機と電子戦攻撃機は無人機となっており空母内の遠隔操縦座席から操縦する。2024年のAI騒乱(注釈参照)によりAI搭載の航空機開発が世界的に破棄され、AIは補助的に活用されるようになった。そして第8世代ジェット戦闘機として現在の、無人遠隔操縦機が搭載されていた。
イージス原子力戦艦大和級とイージス原子力空母赤城級が大日本帝国海軍連合艦隊の主力艦となる。かつての空母機動部隊はイージス原子力戦艦大和級の竣工により、機動打撃群に改名された。機動打撃群にイージス原子力戦艦大和級とイージス原子力空母赤城級は1隻ずつ配備されている。』
広瀬直美著
『連合艦隊史』より一部抜粋
AI騒乱
2024年に大日本帝国とヨーロッパ合衆国でそれぞれ開発中であった、AI搭載無人機が暴走した事件。それぞれが海軍と空軍の総力を挙げて撃墜したが、AI兵器の暴走という大惨事を前に人類側は恐怖に陥った。そして大日本帝国とヨーロッパ合衆国のみならず世界各国が国際条約を締結し、AI搭載兵器の開発を全面的に破棄する事が決定した。




