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エロゲ転生、別に誰だっていいでしょ?と言われても答えてあげるのが世の情けなわけねーし誰もが光の速さでやってくるわけねーだろバーカ

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

気付いたらptが100近く伸びてたみたいで、ありがとうございます。

「なぁ瑛士」

「なに兄ちゃん?」

「あいつと二人で攻略したらさ、このメモ渡しといて」

 袋から一枚の紙を取り出して瑛士に渡すと一瞬だけ驚いた顔を浮かべた。

「……やっぱりもってるんだね。わかったよ! これぼくも見ていいの?」

「見るならアイツと一緒にな。じゃなきゃフェアじゃねぇ」

「はーい」

 最強の魔法使いにふさわしい最強の魔法だ。まぁ餞には足りないか?

「随分とサービスをするんですね、優月様」

 ジト目を浮かべている雰囲気な気がした。断定していないのはかえでの顔を見てないからだ。だって怖いんだもの。

 と顔を逸らした先で軽い足音が近づいてくる。奴だ間違いない。

「あんたが停学してたっていう間抜け?」

 ハハッ、よう言うなお前。あと晴臣、お前噴き出したな? あとで覚えておけよ。

「ガキが…舐めてるとつぶしますよ?」

「よく申しました。殺しますか? 優月」

「ステイステイ」

 後ろから殺意を隠さない二人を抑える。間違ってもGOを出すわけにはいかない。これでもメインヒロイン様なのだから想定外で条件をおろそかにしては、瑛士の魔王討伐に影響がでかねない。

「間抜けかどうかは知らんけど、ようやく身体も治ったからクラスに顔をだした奴ってことなら俺だな」

「じゃあ間抜けじゃないの」

「ふむ。じゃあそれでいいや」

 一瞬にして不機嫌な顔になるがそれ、こっちが不機嫌になってしかるべしってやつだと思うんだ、俺。

「優月様、抑えてください」

「おっと失敬」

 根源が漏れてたようだ。

「で? お前は誰なんだ?」

「フンっ、別に誰だっていいでしょ」

 まぁ名前も教えてくれないなら呼びようがないよね、北見綾さんよ。

 年間オリコンランキングをソロシングルとグループで総なめにした若手の中でも将来を約束された国民的アイドルグループ『チェリッシュ』のセンター。そして昨年グループと社長の不祥事を暴いたことで業界から村八分されソロに転向の道も阻まれて人間関係に絶望、適正がでた(・・・・・)という表向きの理由をもってルミナスに転校してきた。

 マイクスタンドのような棒で戦おうとするが本来は護身術を目的に習っていたものらしく、ルミナスにきて護身棒術を自分であれこれした結果、本職に劣らない棒術に進化したとのこと。

 そして本人の裏の性格から護身房中術とも呼ばれていたがこれは割愛。

「フンっ、別に誰だっていいでしょさんはなんで今こんな時期にうちのクラスに来たんだ?」

「ちょっと適当に言わないでくれる? ウザイんですけど」

 じゃあ名前くらい教えてくれや。

「まぁ別に誰でもいいけど」

「じゃあなんで聞いたのよ」

 お前を知らないていで話をしてるからだろ…。俺の知ってるコイツよりも全然関係値悪化してんじゃねぇか。なんのフラグを取れてないんだ? …まぁ考えるほどでもないか。

 お嬢との仲が悪いってことは、十中八九「性格的な意味で互いが認められない、相容れられない」ってことで、関係値が最悪なままってことは北見の「仲間と思っていた人間たちから村八分にされた過去から来る極度な人間不信」というトラウマがまだ解けてないってことでしょ?

 うーん、あまりよろしくない兆候。俺が仲介するわけにもいかんし…12人そろわないとなぁ…でもなぁ…。敵になるかぁー一番それが丸く収まるってことだよなぁーあーつらいなぁー(棒)

「あーそうそう」

 釘、刺しておかないと。

「ダンジョン、ちゃんと引き返せてよかったな? でも次死にたいなら一人で死ねよ」

「っ! 余計なお世話よ!!」

 まぁこれくらいで大丈夫でしょ。さぁあとは瑛士とちみっこに任せよう。

「ところで兄ちゃん、いつから授業にでられるの?」

「そうだよっ! お兄ちゃんとやっと授業受けられるんだよね!?」

 気持ちを切り替えたところで真下にある4つの翡翠の双眸から、すがるような、期待するような目で質問される。

 けど、それは…すまん。

「悪いけどしばらく休学することになったから、授業はまだ先だな」

 先と言うか一生無理だと思うけど。

「えーっ! どうしてどうしてー!?」

 千花にゃんこが駄々をこねだした。コアラ抱っこなのでバランスが前に傾き押し倒しそうな勢いだ。

 合意の下で男子が女子を優しく押し倒すのはギリギリセーフだが、合意もなく幼女を押し倒すのは普通にアウトだ。

 今回の場合だと合意はないが千花が暴れたことで不可抗力に押し倒す結果になる羽目になるのだからつまりセウト。逆に俺が後ろに倒れたらセーフなのでは? よしそうしよう!

 ……いやよしそうしようじゃねぇよバカかよ頭ロリコンかよ。

「どうしてもだな、わりぃな」

「にゃぁぁぅぅぅ~~~~!!」

 うーん、今日のご機嫌は取れないみたいだ。

「仕方ないよ兄ちゃん。千花もずっと我慢してたんだから」

「……まぁそうですね。むしろよく自制できたほうかと」

 にゃんこを良く知る二人から擁護されてはどうしようもない。しばらくはこのままだな…、これで納まればいいんだけど。

「…前々から気になっていたんだが」

 そこで晴臣が気になっていたことを突っ込んでくる。

「どうして間宮妹は兄ではなくお前に甘えるんだ?」

「…そうですね。でも聞いても良いのでしょうか?」

 晴臣の話を引き継いで桜も聞いてくるが、俺たち以外の奴らも気にしていたらしい。

「いいんじゃね?」

「軽いでござるなぁ」

 自分で話すのは恥ずかしいから瑛士頼む。

「まぁまぁ。えっと…みんなには話をしたと思うんだけど、小さい頃に僕と千花が魔族に襲われたことがあって」

 みんなが真剣に瑛士の話を聴いている。これがかりすまっちゅうやつか。

「僕が倒れて千花が魔族に殺されそうになったときに…間に入って助けてくれたのが兄ちゃんだった」

「あれ? そのときお前倒れてなかった?」

「えっ? かえでさんから聞いてないんですか?」

 聞いてないけど…そしたら矛盾発生しない?

「なんで遅れてきたお前が知ってんだ?」

「とおくからお三方が見えていたからですよ?」

「そうなのか」

 そうだったんだ? まぁかえでは目が良かったもんな。

 …なんか引っ掛かるけど…まぁいいや。

「でそれから兄ちゃんとかえでさんと遊んだり特訓したりして僕たちに兄ちゃんが居たらこんな感じだよねってことで…」

「おおむね間違っていないですね」

 俺もだいたいそんな認識だけど第三者に近いお前がそう断言するのはどうなんだ?

「なるほどな。あぁ話の腰を折ってすまない、瑛士は何か聞きたいことがあったんじゃないのか?」

 と話がだいぶそれたところで晴臣が軌道修正を入れてきた。そう言えば瑛士が何か聞きたそうだったけど…なんとなく予想はついている。

「あーうん、休学してまで兄ちゃんが何をするのかなって」

「そりゃもうあれよ…」

 あれ? これ言って良いやつだっけ? とりあえずぼかしとこ。

「いろいろあって、休学を使って学外のダンジョンに行くことになったってわけ」

「そうなの?」

 瑛士は今のところ言葉通りに受け取ったみたいだけど、晴臣と愛莉栖は気付いたみたいだな。

「晴臣、愛莉栖。それ正解」

「やはりか…」

「そういうことですのね…」

「えっ? どういうこと?」

 後で二人に説明してもろて…

「えっと、りんりんどこのダンジョンいくのー?」

 胡桃が何の気なしに聞いてくるけど…これ言ったら全員目玉飛び出すんだろうな…。

「ダイタロスダンジョン」


戯画ブランドがついに新規製作をしなくなってしまいましたね…。

これも一つの区切りなのでしょうか…こういうマインドをブレイクされたときは美少女ゲームでヒールしなければなりませんね。

※シロガネスピリッツ後にキストリロジー(原作3本のほう)周回中。

 なおマイクを武器にするのもロマンあっていいなぁと思いますが、やはり刀か素手格闘か鋼線短剣か折れた大剣よね。カミシロバトルライブは錬介戦と大神戦が好きでした。あぁ戯画さん、ありがとうございました…。

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