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エロゲ転生、フラグは回収するもの!俺は()フラグを構築せし者!

別名「壊れたRadioレイディオ作戦」ともいう。

 赤城ぬんじゃが女子風呂に入ったのを見送ったあと、俺と瑛士は二階にある部屋に移動して、瑛士の荷解きを手伝っていた。

「あれ? そういえば兄ちゃんは自分の準備をしなくていいの?」

「大丈夫大丈夫。どうせ赤城が終わるまで俺の荷物は運びこめないから」

「ふーん…? そういえば兄ちゃんの荷物…衣類と勉強道具以外は何もなかった気が…」

 瑛士の言う通りのモノ以外は寮にもってきていない。帰ろうと思えば帰れる距離だし、宿直室が空いてるから本来であれば空いてる部屋がないから宿直室を使わせてもらう算段だった。だったのだが、入学日前日まで全員引っ越しを済ませるところ、赤城一人だけが引っ越しに間に合わず、空いている宿直室に放り込まれたのだ。アイツが遅れてさえいなければスムーズにいく話だったのに。

 ぐぬぬ。

「まぁそういうことだから、しばらくはあいつに風呂掃除でもしてもらって瑛士の手伝いでもって思ってな」

「うん! すごくありがたいよ~」

 備え付けの家具はあるが、雑貨類などは各自好きに持ち込んでいいという条件のもと、俺の部屋に置くわけにもいかないので自分の部屋にぶち込んでもらう。(ゲームの設定通り)断捨離が苦手な瑛士は、トレーニングに必要な道具から思い出の品までを持ち込んでいた。なぜか持ち込むものが想定より多かったのでボックスが足りず、その点についてはあとで宿直室から拝借すれば解決だ。

 バレなきゃいいんスよ。ゲヘヘ。

 つか、この手の思い出の品とかはイベントが絡んでくるから自分で管理してほしい。

そうして片づけをすること10分弱。

 ある程度の片づけも終えてあとは細かい荷物の整理をするだけだ。

「……真上の部屋の住人は大丈夫か…?」

「真上って…確か雛田さんだったかな?」

「だな、あいつ見るからに整理整頓とか苦手そうだけど…」

 二人で天井を見上げた。瑛士は雛田こと女児を心配しているが俺は別のことを考えていた。

 …さてここでよく考えてほしい。

 エロゲの定番イベント、なんらかの理由で部屋に入ったら女性が着替え中で下着がちらっと見えてしまう、ボッ不可避イベント。

 実のところ、ゲーム時ではここで選択肢が出てきて「真上の人を手伝う」「横の人を手伝う」「お風呂を掃除する」の選択肢の3つから選ぶことになり、選択した先によってはイベントスチルを見ることができる。

 風呂はすでに掃除させてるし、横の部屋は俺だから実質なしに等しい。となると必然この選択は「真上の人を手伝う」一択になるのだ。自分が軍師過ぎて面白じゃなくて恐ろしい。

 ただ問題なのは「この後起こる突撃訪問が初回で不問にしてくれる」とはいえ、一般常識として女子のフロアに入ることを是としない瑛士をどうやって突撃させるか。

 そもそも、知識が偏っている、きっと人によっては女性側からアプローチでしかせっせせシーンに突入できないほどにうぶでねんね瑛士ちゃんに、女子部屋へ突撃をさせることが本当に正しいのか正しくないのか。

 ……考えるまでもないな。色気つけさせたほうがいいに決まってる。

 それに…色気ついてない男子なんている? いや隣にいたわ。

 問題は色気も減ったくれもない女が相手だという点。きっと彼女が瑛士の性癖を歪ませてくれるでしょう。きっとそうしてくれるに違いないと思いたい希望的観測を抱くこと以外できない。

 んなことはどうでもいいんだ。ここで女子部屋突撃することに怖気ついてるヤツ……いる? いねえよなぁ!!

「あー心配だー! あの女児生徒がちゃんと片づけをしてるか…俺はすごく心配だ!」

「え? 兄ちゃんどうしたの? 急に…。あと…女児?」

「いやぁ…心配だ! 本当に心配だ! こんな時に誰か見に行ってくれる手が空いた人がいたらなぁ!」

「えっと…兄ちゃんなら」

「あぁすごく心配だ!」

「兄ちゃんが――――」

「とぉぉっても心配だなァ!」

「……えっと…僕に行けって言ってる?」

「そんなぁことはないさ! でもクラスメイトとしてとっても心配にならないのかね!?」

「え、いや別に…」

「お前はなんて薄情なやつなんだ! 俺はクラスメイトを裏切る弟になんて育てた覚えはないぞ!」

「うっ……た、確かに…クラスメイトだもんね…」

「そうだろうそうだろう? たきつけた本人として俺は赤城のことが心配だしなぁ! クラスメイトを心配するのは当たり前のことだろう!?」

「うん、そうだね! クラスの人はみんな大事だもんね!」

「じゃあお互いに心配する人たちを見に行こうじゃないか!」

「うん! わかったよ!」

「ってことで俺は先に行くけど、他人を心配するなら自分の荷物を終わらせてからにしような!」

「うんっ!」

 そう言って堂々と部屋を出ていく俺。

 勝利宣言をださざるを得ない。

 いやまぁ……フラグって大事でしょ? ね?

 それに……瑛士の断捨離はもうしばらく時間がかかるだろう…。

 かえでぇもんを召喚してさりげなくフォローでも頼んでおくか? そうすればだいたいは丸く収めてくれる…に違いない。…いや、千花にゃんこにお願いするのもアリかもしれないな…。ゲームの時ならいざ知らず、今の設定では人見知り設定のアイデンティティが失われつつあるうちの可愛いにゃんこを利用しなければならないのは大変に遺憾だ。

 けしからん。

 貸しを作ってでもかえでもんにお願いするほうが安パイだな。

 ってことで携帯電話でぴっぽっぱってね。

 コールが鳴ること5回、ようやくかえでが電話にでた。

「……はい、どうかしましたか?」

「悪いな、ちょっと話があるんだけど、2階階段の踊り場まで来れる?」

「……かしこまりました」

 いつも通りにかえでを呼び出して待つこと1分以内。

「お待たせしました優月様」

「忙しいところ呼び出して悪いな、一件…の瑛士相談なんだけど…」

「はぁ…『また』ですか?」

「あぁ、悪いんだけどこの後ちみっこの部屋に突撃するかもしれんから、それとなくフォローしておいてもらえると」

「たまには自分で行けばよろしいのかと」

「できたら苦労しないんだわ。デリケート問題でしょ? これも瑛士のためだから仕方あるまいよ」

「はぁ……はいはいわかりました…やればいいんですよね、やれば…」

「だから本当に悪いっては思ってるんだぞ? 今度なんか奢りに付き合ってもいいかって思うくらいには」

「私、優月様の財力には期待しておりませんので」

「……さいですか」

「主人のすっかんぴん事情はともかく、瑛士さんの件についてはわかりました。こちらでなんとかしておきます」

「あぁ、頼んだ」

「御意に」

 そういってかえでは自分の部屋におとなしく戻って行った。

 …それじゃあ俺もおとなしく部屋の荷物を移動させるかなぁ…。

 その前に赤城の様子を見てからだけども。

 瑛士に言った手前、それが建前だろうとも嘘をつくわけには……いかんぜよ。


 なお、ぬんじゃは女子風呂の床を比喩表現無しで天井が反射して見えるくらいピカピカになるまで磨き上げていたことをここに残しておく。

 そんなに磨いても見るのは女子しかいないんだから無意味なんだろうけど、一周回ってこのバカさ加減が好きだなって思う。


よく考えたら瑛士が覗きに行くの、雛田とかいう学園屈指のロリなんですよね。

これで本当にええんか姫トラ運営さんよ。ちっぺぇところかスットンやぞ!もっと見せるべきキャラがいたでしょう!?ほら、清楚系ヒーラーのあの女とかお嬢とかさぁ!そっちのNice Bodyなキャラを別スチルで用意すべきだったんじゃないのでしょうか!大変にありがとうございます我の業界ではご褒美です感謝エターナルでござるよ!!!!!


すみません、次回更新は明後日です。よろしくお願いします。

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