表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/47

エロゲ転生、風呂は覗きに行くもの!俺はそれを阻止せし者!

百合に挟まる男は撲滅する系主人公。

この主人公はてぇてぇが汚されることに怒るタイプ。

なんだキミたちか。



なお「女2男1」の構図で女が男を挟んで百合をしていた場合は、後方腕組み待機かコンクリートブロックの壁になって行く末を見守る所存故・・・。

 特進科のクラスは希望者には学生寮とかを用意しているらしい。

 エロゲシチュあるあるだがこの寮についてはゲーム同様に男女共同の寮だ。特進科は例外なくこの寮にぶち込まれている。だからと言うわけでもないが、この寮では「恭介が帰ってきたぞー!」ネタを使うことはできないし、青春も駆け抜けるほど長くもない。

 最初から話はずれたが、実際ゲームの時の瑛士は両親が他界してしまうことで学園進学とともに学生寮に入っているし、一人暮らし擬きを始めることについてコメントもしている。ご都合主義だが、部屋は3階アパート風学生寮の中で2階の角部屋。そして隣の部屋にはぬんじゃの忍が、真上の階にはちみっここと胡桃が配置されている。

 2階3階が生徒のフロアで部屋の広さはバストイレ別で一人8畳か12畳分。まぁ広いが、これはゲームの時とあまり変わらない。強いて言うなら角部屋が12畳らしい。これは2階の男子フロアも3階女子フロアも間取りは同じで、1階は共有フロアとなっていることも変わらない。

 瑛士が角部屋で俺がその隣に住むことになった。

 真反対に「龍蔵寺」がいることから、貴族が角部屋に配置されるという認識であれば納得だが、正直階下の人と交換してほしい。なおセキュリティはゲーム同様ガバガバである。

 カギは一応付いているが旧式の鍵で、やろうと思えばピッキングなどの鍵開け技術を使って侵入することができる。あとベランダはあるが、べランダで隣の部屋に移動するには柵を乗り越えるだけで侵入ができるのだ。校舎側からみられるというデメリットを除けば上階に住む「女子フロア」に侵入することだってできてしまう。

 良いのかルミナス。

 まぁ今まで犯罪などが起きた事例がないらしいから、女子生徒たちも安心していいらしい(先生談)。

 後日、愛らしい千花わんこの密告でゲーム時代とリンクしていたことが確定したが、合意なしまたは悪意のある侵入が発覚すれば即時罰則となるらしい。罰の内容は初回で軍事教官らしい人との実技演習、2回目からは高位ダンジョンへのソロ攻略となる。まぁ2回目からは実質死刑宣告だわな。これを密告してくれたわんこにはたっぷりご褒美をあげないな。

 話は逸れたが、角部屋だからありがたいことに、窓がついている。つまりはいつでも外に出ることができるということ。学園ダンジョンに潜入もできなくもないね。VR時代で見つけた仕様が生きているならいつでもダンジョンアタックが可能になる。やったね瑛士くん! いつでも外出できるよ!

 一応1階には風呂とトイレ、食堂と受付兼談話室、そして上階と違って広さと16畳近くあるバカ広い宿直室(ぬんじゃの部屋)がある。管理人はいるが常駐ではないらしく、昼間に来て全員の帰宅が確認できれば帰ってしまうこともあるとかなんとか。警備ガバ。

 1階には庭があるらしく、運動スペースと園芸フロアがあった。…そういえばRTAでは不要な要素だったけど、園芸フロアは料理ができるヒロインズが野菜を育てていて、一緒に育てると何かしらのアクションができたっけか。あとで瑛士に教えとこ。

 運動スペースは変わらずバスケハーフコートほどの広さ。魔法は使えないが武技などを練習することができるとか。いやまぁ……熟練度は上がるけどスペース来るくらいならダンジョン突撃するか各地にある「道場」と呼ばれる修練場に行ったほうが技効率良いんだけどなぁ? なんのためにあるんだ。そりゃ修練場いかない人のためだろJK。

 あとは朝7時と夜7時以降、食堂でご飯が準備されるから、事前にいらない人がいたら前日までに申請する必要がある。これはゲーム時代にはなかったものだ。そりゃそうだ、ゲームでの食事描写なんてヒロインに料理を作ってもらうときくらいだったもの。ちなみにお嬢以外は全員料理が作れる。お嬢は勉強中だが、真面目な性格の彼女は料理の手順をきっちり順守しながら作るため大きく味を外すことはない。と、いうことで、メシマズ料理生産系ヒロインは現時点ではいない。

「とぉ言う感じですが…わかりましたかぁ?」

 ちなみにこの説明は、2階と3階を回った後に1階のリビング兼ダイニングルームで愛奈が言ってくれたことだ。事前に送られてきた資料とだいたい同じである。

 一人を除いてみんな問題は無いようだから大丈夫だろう。

「なぜ拙者の部屋が1階なのでござろうか…」

「それはちょっと申し訳ないのですが~…引っ越しの都合と言いますか~…」

「ぬーん…仲間外れでござる…」

 その曖昧で回答になってない回答を告げたところ、ぬんじゃ忍は肩を落とした。いやお前の心配独りぼっちになるところかい。

 とはいっても都合がいいのは階下の部屋。

「先生、一つ提案良いですか?」

「はぁい? なんでしょう?」

 こっちを向いたときにふんわりと髪が舞う。ふわっふわやん、めっちゃキューティクルやばい。

 って、そんなことは置いておくんだよ。

「赤城の部屋と2階にある俺の部屋と交換したいんですけど?」

「それはどうしてですか~?」

「いちいち運動スペースに降りるのも面倒なんで、1階のほうが楽ですし。あとたまに料理とかもしたいので希望する男子がいなければ宿直室と交換してほしいです」

「わかりましたぁ~…ただもう荷物は運び終わっちゃってますから、引っ越しとかは自分たちでやってくださいね~」

「うっす、ありがとうございまーす」

「ありがたき幸せ…感謝エターナルにてござ候」

 赤城の中で最上位の感謝が告げられた。嬉しいけど嬉しくはない。

 が、目論見が上手くいったので心の中で「ニチャァ」ってしている。多分かえでにはバレてる。

 ちなみに俺は赤城の実力は信頼しているけど女性関係は信用していない。

 共同生活だもの、問題が発生しないわけではない。それにどれだけ徹底したところで、一定のモラルから外れてしまうことがあるのは仕方ない。とはいえ事前に相互理解ができているのであれば問題ないでしょ。

 両者納得、合意のもとにそういうことに至っているなら周りがいうことじゃぁない。せやね。

 ただうちの妹と使用人に手を出してみろ? 殺すぞ。

「……っ!? なんか今寒気のようなものが…」

「気のせいじゃねぇか?」

 ぬんじゃ忍がしたりに周りをきょろきょろしだすが、何してんだコイツ? みたいな目を向けるヤンキー。

「うーん、話はちょっと逸れちゃいましたがぁ、凛堂くん以外に質問がある人はいますか~? なければ解散にしてそれぞれのお部屋に戻ってもらいます~」

「拙者は荷解きが終わってないでござる故…引っ越しができるまではどちらに…?」

「どうしましょ~?」

「どうせなら風呂の準備とかしてみたら? 汗かいた後にすぐお湯に浸かれたら幸せだろうし、みんなも嬉しいんじゃない? 当直らしき人もいないみたいだし俺からしたら準備してくれるだけでめっちゃありがたいけど」

「おぉ~! その手があったか! では拙者は風呂の準備をするでござるよ」

「あぁ、悪いな、こっちこそ助かるよ」

 コイツはバカなのかな。

 風呂の準備って掃除もセットだけど。一応きれいになっているとはいえ、お湯をそのまま張れるわけがなかろうに。

 内心ではなく赤城が見えないところで「ニチャァ」ってしているに違いない。それも多分かえでだけじゃなくて大半のクラスメイトにはニチャァがバレている。それに(ゾンビ盾)が微妙そうな顔をしているしな! がんばれゴエモン!

 シュシュっと参上するのは忍だが。あいつはニニンか?

「え~っと…、何もなさそうなので今日はこれで解散にしま~す。明日からは通常オリエンテーション含めて授業がありますので、遅刻しないようにしてくださいね~」

「「「はい!」」」

「お疲れ様でしたぁ」

「「「お疲れ様でした!」」」

 と言って解散し、会話をしながら上階にあがっていく。

 通常オリエンテーション…? ゲームでは聞いたことないな。次のメインイベントは4月3週目水曜日だから…。

 これは普通の学園生活扱いでいいか。

「凛堂殿ぉぉ! 先ほどは感激いたしたでござるよぉぉ! 自己犠牲をいとわない精神には脱帽でござる!」

 と考えていたところに赤城から話を掛けられたため、考えるのを一時停止した。

「ん、あ、あぁ…」

「拙者、皆の力になれるように心を入れ替えて張り切っていくでござるよ! ぬぉぉぉーーー!!!」

 言いたいことだけを言って女子風呂(・・・・)へ入っていくぬんじゃ。

「………えっと…あれは大丈夫なのかな……兄ちゃん…?」

「………兄ちゃんに聞かないで…」

 心を入れ替えた人間とは思えない支離滅裂な言動だ!

 ぬんじゃ、お前は本当に信用できないな!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ