人魚
2話見ていただきありがとうございました
『やばい遅刻だー!』
俺は今猛烈に焦っている遅刻してしまいそうだ!
『誰か助けて!』
『子供が溺れてる!』
気づいたら川に飛び込んでいた。
『早く登って!』
『ありがとうございます』
『やべ足が滑って!』
やばい沈んでってる!
泳がないと!
『やべー意識が…』
『また君は溺れてるのか?バカだな』
『ほら捕まって?』
『え?足がない 人魚!』
『ぷはぁー はぁはぁはぁ死ぬかと思った』
『助けてくれてありがとう花』
『どういたしまして』
『それより人魚だったんだな』
『びっくりした?』
『いや?助けてもらったし驚かないよ』
『そっか嬉しいな!』
『優しいんだね、子供を助けて』
『当たり前だろ?人間として』
『だからかな?私人間好きだよ
特に君がね』
『何言ってんだよ』
『さぁ学校行こう?』
『うん』
バン!
銃声が鳴り響き銃弾が彼女を撃ち抜いた。
『え?いや…助けて』
『嘘だろ? 鈴!』
『よっしゃ!人魚討ち取った!』
『何やってんだよ!殺したんだぞ!』
『人魚だろ?人間じゃねぇじゃん』
『なんだよそれ!』
『もしかして人魚にご執心だったか坊主』
『クソ!クソ! クソがー!』
涙すら出なかった 自分の弱さに情け無い
彼女は俺を何度も助けてくれたのに
人間が好きって言ってたのに
その人間に殺されるなんて! 『クソがー!』
あれから3年が経過した、今でも彼女の夢を見る
そして気づいたんだ、俺は記憶の中の君に恋をした。
記憶の中の君に恋をしたはこれにて完結
になりますありがとうございました。