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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.05~第一部完結編~
83/314

魔王で始まる異世界生活

「つまり色を覚えない限り、この目の力を十分に発揮できないということか」


「その通りじゃな」


 いろんな説明を受け少しずつだが理解をしていく隼人。


 どんどん人間離れをしていく自分に、なんとも言えない感情を抱く。


「さて、それじゃ明日に備えて身体を休めるとしよう。お主たちには明日から頑張ってもらわないといかぬからな」


 簡単な返事をし再び横になる。


 ただ眠り続けていたこともあり、すぐに眠るなることはない。


 目を閉じこれまでのことを思い出す。


 初めてこの世界に来た時のこと。


 魔物に囲まれ魔王と担がれたこと。


「(ベルザはどうしているだろうか)」


 そんな思いを巡らせる。


 ここに至るまでに様々な出会いがあり、衝突もあり困難もあった。


 ただ今こうして、この決意をしたことが自身に課せられた使命だと感じている。


 女神からの世界を救ってほしいという申し出が、こういう形で進んでいくとは思ってもいない。


 平和な世界を作るために、できる最善を選んだ。


「(魔王で始める異世界生活。上等じゃないか。やってやるさ)」


 多少の不安は抱きながらも、今の現状を変えるべく各々の思いを胸に行動をする。


 都の復旧、自身の成長。


 そのどれもが一朝一夕で叶うものではない。


 そんな思いを巡らせているうちに、いつの間にか眠りに就いていた。


 翌日からクィルの指導の下、隼人とライカは各々に動き始める。


 不安の種は大きな動きを見せることもなく幾月の時間が流れた。

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