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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.04~竜の都編~
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新しい力:閻狐#03

「それにしてもハヤト。お主はライカに面倒なことを教えたようじゃの」


「面倒?」


「魔力の変わった扱い方を教えたのはお主じゃろ? 雷の壁だと言っておったが。その壁とやらで儂の攻撃の一部が防がれてしまったぞ」


「あっははは! それならクィルももっと強くならないとな」


「一発で伸されたお主に言われとうない」


一通り落ち着いたころにライカの姿が再度現れる。


その手には雷の爪が宿っていた。


「あの爪もお主じゃろ?」


「おぉ~、さすがライカ。もうすっかり自分の物にできてるな」


関心の声を上げる隼人に対し、クィルは軽く肩を落とす。


「お主は随分と余裕みたいじゃが、仮にも一度気を失っておるのじゃぞ。何か勝算はあるのか?」


「気を失ったからこそ手に入れることが出来たモノもあるんだ」


そういうと首から下げている剣を取り出す。


「そんなちっぽけな剣で戦うつもりか? 確かにその剣を手にした時に異様な感じを受けたが、せいぜい果物を切るぐらいにしか使えぬようなサイズじゃぞ」


「正直なところ、俺もこれがどれぐらい使えるのかわからない。でも、やる価値はあるさ。さぁ、力を貸してくれ閻狐!」


突如黒い炎に包まれ形状を変えていく。


形どりながら炎が大きくなり、消えた後には黒い剣身に一筋の赤い線の入った一振りが姿を現す。


隼人の手に馴染み一切の重さを感じない。


それと同時に白いフワフワが姿を現し、隼人の頭に乗る。

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