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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.04~竜の都編~
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母の想い#02

 圧縮された魔力は暴発するギリギリで制御されており、非常に高度な魔力操作が行われている。


 それを瞬く暇もない速度で打ち込む。


 ライカに当てられた魔力はそのまま爆発を起こし、辺りを再び砂煙が覆う。


「次に目覚めたら大人しくなるじゃろう」


 クィルを取り巻く魔力はなくなり、しばらくすると砂煙が晴れてくる。


 竜族の王というにふさわしい圧倒的な力を見せつけた。


「…さすがにきっついな」

 だが、その砂煙が晴れた後には手負いで息を切らしているが、クィルに対峙しているライカの姿があった。


 微かに雷撃が壁となり展開している様子が伺える。


「なんで立っておる…」


「雷の壁、サンダーウォール。それでも完璧に防げたわけじゃないけど」


「魔力を放出以外の方法でコントロールしておるのか…? そんな使い方どこで…」


「どこで? うぅ…っ あなたは、だれ…?」


 ライカに記憶の一部がフラッシュバックするように流れ込む。


「(一瞬だけじゃが魔力に乱れが感じ取れた。)ライカよ! ハヤトという名前に覚えはないか!」


「うぅ… あぁっ」


「そういうことじゃったか!」


 まだ倒れたままの隼人の姿を視界に収める。


「こんな時に役に立たぬ男じゃの!」


 クィルは一つの核心を持ち、ライカから離れ隼人の元へ駆け寄る。

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