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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.04~竜の都編~
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目覚めた竜帝#01

「…お主の名前はハヤトと言ったか」


「あぁ」


「ハヤトや、グレイヴッツはライカに何かいっておったか?」


「え、あ、そうだな…」


 突然名前で呼ばれたことに驚きを隠すことができなかったが、クィルに覚えている話をする。


 それを聞き終わった後に、鼻で軽く笑いを見せると聞き取れない声でつぶやく。


「まだあやつにも兄としての想いは残っておるという事か…」


「大丈夫そうか?」


「心優しいお節介焼きがいろんな封印の鍵をこじ開けてくれておる。ただこれは…」


「何か問題があるのか?」


「ハヤト、お主はなんでもやるといったな?」


 森の中で話した内容を引き出して確認をしてくる。


 それを思い出して隼人も返事を返す。


「それなら今から目覚めるライカを全力で止める手助けを頼むぞ」


「それってどういう…」


「さぁ、お目覚めじゃ。最強のアークドラゴンであり竜帝と呼ばれる一人の少女が」


 パリッと何かが割れる音と主に辺りに強烈な突風が吹き荒れる。


 気を抜くと吹き飛ばされそうになる。


 外で待機しているサラマンダも異変に気付きこちらの様子を伺う。


 すぐに風は収まり砂煙の中から、疾風を身に纏ったライカが姿を現す。

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