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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.04~竜の都編~
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ライカの過去#02

 再び映像が切り替わり、今度は大きなテーブルを複数の人物が囲んでいた。


 その中で中央に座る男が話を始める


『この度のライカの行動だが、この件について何か言いたいことがある者はいるか』


 黒い角を生やした男性が手を上げる


『レザヴィリオ申せ』


『今回のライカ嬢が行ったことは、到底一族として許されることではないと思っております』


『ふむ』


 それに続き紅い角を生やした女性が手を上げる。



『ウィリリア申せ』


『確かに許すことのできないことですが、本当にそれだけでしょうか?』


『理由を申せ』


『ライカの話を信じるのであれば、何者かが介入しているということです』


『黒いおじさんってやつか?』


『まずはその存在に警戒をしておくべきではないでしょうか。何者がライカを狙っていると考えるべきです』


『だが、同族殺しは重罪だ』


 重い空気の中話し合いが行われ続ける。


 その中にはライカを殺してしまうべきだという声も上がる。


「なんだこれ…」


「竜族で権力を持つ者たちが集い、ライカの処分を訊ねたのじゃ。儂が知っておる以外にもライカは同族殺しを続けておった。遥か昔であれば同族殺しも問題ではなかったが、今は時代が違うのじゃ」


「あんた母親だろ! 黙って聞いていたのか!」


「儂がここで発言をしたところで、それは親としての見解でしかない。悔しくもこの場では儂に発言権はないのじゃよ」

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