表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.04~竜の都編~
36/314

堕ちた都~ミストセルラル~#01

「とりあえずはここでいいか」


 近場の比較的綺麗な場所にライカを寝かせる。


 ドラゴンの住処ということもあり、その寝床は遥かに大きい。


 家というにはあまりにも規模が異なり、洞窟と言ったほうが適切かもしれない。


「『この場所は普段使われていませんが安全だと思います。。私たちは普段から外で生活をしますので、洞窟を好むドラゴンは少ないのです』」


 どうやら本当に洞窟だったようだ。


「ライカは本当に大丈夫なのか?」


「『傷は問題ないと思います。呼吸も安定しています』」


「本当にドラゴンってのは傷がすぐに治るんだな」


「『確かにドラゴンは傷の癒えは早いですが、ここまで早くはありません。ライカ様が特別なのです』」


「特別…か」


 グレイヴッツが言っていた言葉を思い出す。


「サラマンダ。ここで暮らしていたドラゴンたちはもういないのか?」


「『少ないですが、まだこの地にもいるようです』」


「少しこの土地を見て回りたいんだが、可能か?」


「『私がお供しましょう。さすがにお一人では他のドラゴンたちのこともありますので』」


 こんな惨事があったのちに、知らない人物が土地を徘徊していたら警戒するのは当たり前の話だろう。


「すまないが頼む。ライカちょっと出かけてくる」


 返事のないライカに声を掛け洞窟を後にし、再びサラマンダの背に乗りミストセルラルを見て回る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ