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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.08~聖遺物とキストリン~
314/314

交渉#02

「金貨20枚」


「それは高すぎる。譲歩できても金貨12枚だ」


「19枚」


「相場を知らないと思ってるのか? 流石に高すぎる」


「なら帰って」


「わかった。13枚まで出そう」


「19枚」


 おそらく19枚からは下げるつもりはないのだろう。


 見極めがついたうえで隼人は条件を提示する。


「顔を合わせての話し合い。成立後のキャンセルはなし。この2つの条件を飲んでくれるなら、元の希望の20出す。どうだ?」


 しばらくの沈黙の後に部屋に明かりが灯る。


 それは取引が成立した答えだ。


「依頼の内容を教えて」


 店内で対応をしてくれた店員で間違いはないが、先ほどのような雰囲気はない。


 これが本来の姿なんだろう。


「それじゃ本題に入ろうか」


 隼人は依頼の内容を話す。


 獣人を奴隷として扱っている貴族の情報と証拠の回収。


 これが今回の依頼だ。


「25枚にしておくんだった」


「そもそも相場はそんなに高くないだろ」


「情報屋に相場なんてない」


 それもそうかと納得しそうになったが、それは押さえる。

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