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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.08~聖遺物とキストリン~
311/314

情報屋#01

「この腸詰とあとはそうだな…」


「お姉さん魚はある?」


 キースが店員に尋ねるが、どう見ても店員は男だ。


 それは確かに整った顔をしていて、一見女性にみえなくもない。


 人間じゃなかったら、同じように見えてしまうのだろうか。


「すみません。お魚は置いてないんですよ。なかなか仕入れることが出来ないので」


 土地柄もあって生物の魚などの保存が扱うのは難しいだろう。


 だから基本的には保存が効きやすい、加工品の流通が主流になる。


「なら同じのを僕ももらうよ」


「かしこまりました」


 笑顔でその場を離れる店員は、失礼だが店に対しては浮いた存在に見える。


 あの接客ならどこの店でも通用するだろう。


 忙しいお店が苦手なのか、何かしら理由があるのだろう。


「ちょっとトイレに行ってくる」


 隼人はトイレの場所を聞くとキースも立ち上がり後を付いてくる。


 教えてもらった扉を開けると少し長めの廊下に出た。


 どうやら従業員の休憩室や用具部屋などがあるらしい。


 見た目以上に建物は大きいようだ。


「突き当りの左側の扉だったな」


 言われたとおりに進み、目的の扉の前に辿り着く。


 扉を開けようとするとキースが隼人を止める。


「どうした?」


「本当にトイレに行きたい魔王様には申し訳ないけど、この扉はトイレじゃないよ」


「いやトイレだろ? そう教えられたんだ」


「僕が注文するときおかしいと思わなかった?」


「別におかしくはなかっただろう? 店員を女性と間違えたぐらいで」


「魂を覗ける僕が人間の種別を間違えると思う?」


「……食事もトイレも満足にできないのか」


「漏らさないようにしないとね」


「そうならないように努力する」


 冗談を交わしながら扉を開ける。

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