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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.08~聖遺物とキストリン~
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隠れ家#01

「それじゃ俺はいく。お茶ありがとうな」


 出されたお茶を一気に飲み干す。


 グライジェが出してくれたお茶と似ていているので、抵抗なく飲むことが出来た。


「こんな粗茶ならまた飲ませてやる」


 ゼロの家をあとにした隼人は集落の中を散策する。


 やはり周りの視線は心地よくない。


「情報を集めるのも簡単じゃなさそうだな… まぁ、まずは歩み寄りだな」


 悠長に情報収集をしている暇はないが、だからといって強行するのは得策ではない。


 隼人は適当な獣人に声を掛ける。


 だが返事はおろか、目すらも合わせることなく知らない振りをされる。


 誰か一人でもと思い、声を掛け続けるが反応はどれも同じで、歓迎すらされていない。


 人気もない場所で違う手を考えようとしていた所に、子供が声を掛けてくる。


「ねぇ、お兄ちゃんはなにしているの?」


「ん? こども?」


「ねぇ、ねぇ」


 周りを見渡すが大人の影はない。


 つまりこの子供が一人で行動しているということだろう。


 それにしても集落を見て回っている時には見かけなかったが、ここには子供もいる。


 当たり前の話なのだろうが、なぜかこの場所に子供はいないと思い込んでいた。

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