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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.08~聖遺物とキストリン~
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統率者のゼロ#03

「おい、お前たち見てこい」


 集団の中のリーダー核と思われる人物が、指示を出し5人がその場を離れて入口へ向かう。


 それに合わせるように、中心にいる人物を運び出す指示も出している。


 その様子を見ればかなり状況判断に長けているのがわかる。


「どこへ運ぶつもりだ?」


 集団の一部が動く方向を注視するが、やはりこの場所からは正確に確認が行えない。


 そうこうしているうちに、先ほど入口へ向かったうちの1人が血相を変えて帰ってくる。


 どうやら入口の状況も良くないようだ。


「ゼロさん! 大変だっ!」


 指示を出していたのはゼロと呼ばれているらしい。


「他の奴らはどうした?」


「女にっ!」


「女? どういうことだ? わかるように説明しろ」


 息を少し整えて状況説明をしようとするが、それよりも先に元凶が現れる。


 その姿は男とも女とも取れる容姿をしており、その手には自身の身長と同じ大きさの鎌を引きずっていた。


 そしてどこかで見たことがある様な姿をしている。


「あ、あいつです!」


「やっほ~」


 お互いの温度感の差が激しい。


 片方は怯え、片方は呑気にしている。


「お嬢さん一体何の用があって、村の入り口とこいつらに手を出したんだ?」


 ゼロが一歩前に出て対峙する。


 それに対してあっけらかんとした様子で答える。

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