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魔王で始まる異世界生活  作者: 野薔薇 咲
Act.03~赤竜討伐編~
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ライカvsグレイヴッツ#02

「くっ! 放せ!」


「あの時もそうだ、俺は悪くないのに責められるのは俺だった。あいつらが憎かった。ライカを特別扱いするあいつらが。そしてライカお前自身が憎くて仕方なかった。先代がお前の記憶に何を施したか知らないが、忘れて思い出せないってなら思い出させてやる」


 グレイヴッツはもう片方の手の指先に、5つの小さい紫色の炎を灯す。


 それをそのままライカの腹部に押し当てる。


「がっ!」


「存分に苦しむんだな!」


 そのままライカを蹴り飛ばす。


「ライカ!」


 隼人は飛ばされたライカに近寄り声をかける。


「大丈夫か! 今、残り2つも解印してやる」


 ライカに施されている全ての封印の解呪に当たる。


「…貴方はライカ様に酷い恨みを覚えているようですね」


「あぁん?」


「兄妹と言ってましたよね。ですが、ライカ様にそのような記憶はないように見受けれます」


「あいつが俺を覚えているかなんてどうでもいい。ただ事実は変わらない。同族を守ると言っているが、あいつの手はその守ろうとした同族の血で染まっている。俺が守りたかったものすべてを奪った」


「一体、ライカ様と貴方との間に何があったというのですか…」


「それは知る必要はないっ!」


 グレイヴッツがまだ起き上がっていないライカに襲い掛かる。


「ちっ! おいライカ! 解呪は終わったぞ! さっさと目を覚ませ!」


「…うるさいなぁ」


 ライカが飛び起き攻撃を止める。


「そのまま寝ててよかったんだぞ?」


「うるさくて寝れやしないよ」


 互いに間合いを取る。


「アンタの強さはよくわかったよ。だからもう手加減はしない」


 ライカが全身に青白い雷を纏う。


 雷の影響で磁気を帯びた小石がライカの周りに浮き始める。


 放出されている雷の一部が地面を穿つ。


「さぁ、始めようか」

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